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わらびです。
私は以前から電子レンジで食品を加熱すると、加熱した食品がまずくなっていると感じていたので、選べる場合は電子レンジをなるべく使わないようにしています。
今までで電子レンジで調理することによって明らかに味が美味しくなくなったと感じたものは、
・お弁当
・パスタ
・冷凍チャーハン
・目玉焼き
・作り置きしておいた料理
です。
お弁当は電子レンジで温めない方が美味しく感じるので、大抵温めません。
パスタは一時期、簡単に出来て洗い物が楽だからという理由で電子レンジで茹でる調理器具を使っていましたが、あるとき「あまり美味しく感じないのは電子レンジで麺を茹でているからかもしれない」と気づき、たっぷりのお湯で麺を茹でてみたところやっぱりこっちの方が美味しかったので、それ以来お湯で作っています。
今思えば、私がパスタがあまり好きじゃなかったのは、これが原因だったのでしょう。
冷凍チャーハンもフライパンで調理した方が断然美味しい。
電子レンジで作る目玉焼きは、あまりに残念なので数回でやめました。
作り置きしておいた料理も、電子レンジで加熱するのではなく、湯煎で温め直した方が本来の美味しさを保っています。
こう言うと「それはあなたが電子レンジが嫌いとか危険とか考えているから、そう感じるんでしょ」という方もいるかもしれません。
けれど私はもともと電子レンジに対しては何もマイナスのイメージを持っていませんでした。
ただ、電子レンジで加熱すると、なんとなく美味しくなくなってしまっていると感じて、お湯や湯煎、フライパン調理に変えてみたところ、こちらの方が美味しいと気付いただけなのです。
電子レンジが食品を温める仕組み
ご存知の通り、フライパン調理やお湯での調理は火を使うことによって、食品を外側から温めます。
これに対して電子レンジは、マイクロ波という電波を発生させ、食品に含まれる水分子を回転・振動し、互いに摩擦させることで熱を発生させます。
ようするに食品の内側から加熱するのです。
この”水分子を回転・振動し、互いに摩擦させる”という仕組みですが、これはとても激しい摩擦なので、分子構造を破壊したり、変質したりするという情報もあります。
つまり食品に含まれている栄養素が破壊されているということです。
これは世界中の医師や科学者の方々の研究によって伝えられている情報です。
インターネット上には「電子レンジで分子構造が破壊されるのは都市伝説だ。そんなことはありえない。」と言う考えの人もいますが、私は自分で一通り調べてみて都市伝説ではなく、事実なのではと考えています。
気になった方は調べてみるといろいろ情報が出てきますよ。
ただ今回はこのような電子レンジ加熱により食品がまずくなる科学的根拠を挙げる・・というのではなく(話も長くなりすぎるので)、単に本当に味がまずく感じるのかを実験してみたいと思います。
電子レンジで温めた水 VS 火で温めた水
私は毎朝、火で75度位に加熱したコップ一杯のミネラルウォーターを飲みます。
毎朝なので、味はもう完全に覚えています。
そこで、同じ温度に電子レンジで温めたらどうなるのか実験してみます。
ほんの少しの差でも何か違いがあれば、完全に味を覚えているので気づけるはずです。
使用するコップによっても、違う味に感じたりするので同じコップを用意。
電子レンジは75度に設定して温めます。
コンロで温める水は、この調理用温度計を使って75度まで温めます。
![電子レンジ実験1](https://warabimura.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_5498.jpg)
同じコップに、同じミネラルウォーターを、同じ量注ぎ、それぞれの方法で75度まで温めます。
![電子レンジ実験2](https://warabimura.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_5492.jpg)
二つとも75度まで温め終わりました。
![電子レンジ実験3](https://warabimura.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_5499.jpg)
当たり前ですが、見た目は同じです。
ちなみに左が火で温めた水、右が電子レンジで温めた水です。
まず、火で温めた水を飲んでみます。
毎朝飲んでいる水と全く同じです。
次に電子レンジで温めた水を飲んでみます。
味、違います。
正直言って驚きました。
やってみると自分で言っておいて、「でも水だから差はないのでは?」と思っていたんです。
でも違いました。
電子レンジで温めた水の方が、何かトゲトゲした鋭い感じがします。
まろやかさがないのです。
そして火で温めたものと比べると、ちょっと苦いような。
どちらが美味しく感じるか、それは火で温めた水です。
水でも電子レンジで温めるとまずくなることが分かりました。
まずくなるといっても激マズ!というわけでは勿論ありません。
この差はとても微妙なものです。
でも毎朝火で温めている私からすると、差は明らかなんです。
人によっては微妙だけど、人によっては微妙ではない。
そんな感じです。
電子レンジで作ったゆで卵 VS お湯で茹でたゆで卵
ついでにゆで卵でも実験してみることにしました。
一個は普通にお湯でゆで卵を作り、もう一個は電子レンジ調理器具を使ってゆで卵を作ります。
ゆで卵作り終わりました。
![電子レンジ実験4](https://warabimura.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_5500.jpg)
見た目はやっぱり同じ・・・
いや、ちょっと待って!
見た目同じじゃない!
左がお湯で作ったゆで卵、右が電子レンジで作ったゆで卵なのですが、電子レンジで作ったゆでたまごの方が少し黄色っぽくなっています。
置く場所の違いではありません。
それぞれ半分に切ってみます。
![電子レンジ実験5](https://warabimura.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_5502.jpg)
黄身の固まり具合はどちらも同じです。
こちらがお湯で作ったゆで卵。
![電子レンジ実験6](https://warabimura.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_5505.jpg)
白身は明るい白色です。
そしてこちらが電子レンジで作ったゆで卵。
![電子レンジ実験7](https://warabimura.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_5506.jpg)
お湯で作ったゆで卵に比べて、白身が黄色っぽいのが伝わるでしょうか。
写真で見ると分かりにくいですが、実際にはこの色の違いははっきりしていました。
どうしてこのような違いがでるのか謎です・・・。
まずはお湯で作ったゆで卵の白身の部分を食べてみます。
普通に美味しいです。
次に電子レンジで作ったゆで卵の白身の部分を食べてみます。
・・・・・・。
やっぱり味違う・・・。
電子レンジで作ったゆで卵は、味が薄いです。
何というか・・・美味しさがなくなっているような感じです。
黄身を食べ比べてみると、白身ほどではありませんがやはり同じ差を感じます。
そして水の実験と同じように、電子レンジで作ったゆで卵はお湯で作ったゆで卵に比べて少し苦さを感じます。
味が薄くなって、まろやかじゃなくなったからでしょうか。
電子レンジで作ったゆで卵は、味が薄っぺらいのです。
そして何故か電子レンジで作ったゆで卵は黄身が白身からすぐ取れてしまいます。
だからちょっと食べにくい。
![電子レンジ実験8](https://warabimura.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_5502.jpg)
お湯で作ったゆで卵は、黄身の部分をかじっても白身から取れて落ちそうになることはありませんでした。
美味しいと感じるのは、やっぱりお湯で作ったゆで卵です。
ということで、ゆで卵の場合でも電子レンジで作るとまずくなることが分かりました。
電子レンジを使うとまずくなる
お弁当、パスタ、冷凍チャーハン、目玉焼き、作り置きしておいた料理を電子レンジで調理したり、温め直すと火を使った場合と比べて味がまずくなるので、電子レンジはなるべく使わないようにしていました。
そして、今回の実験で水もゆで卵も同じ結果になり、やはり電子レンジを使うと味が落ちることがはっきりしました。
なので私はこれからもなるべく電子レンジの使用は控えます。
せっかく食べるなら、美味しいものを食べたいので。
もしかしたら、人によっては味の違いは気づけないかもしれません。これには個人差があると思います。
けれど私は気付いてしまうので、なるべく美味しく作れる方を選ぶというだけです。
私はまずくなるという理由だけで、電子レンジはあまり使わないようにしていましたが、調べてみると電子レンジで調理したものを食べることは健康にも悪いという研究結果もあります。
私が本格的なジャーマンポテトの作り方をドイツ語で調べていた時、いろいろな人の作り方を見たのですが、一人も電子レンジを使ってじゃがいもを柔らかくしていませんでした。
みんなお湯で茹でたり、蒸したり、じっくり焼くことでじゃがいもを柔らかくしていたのです。
けれど日本のジャーマンポテトのレシピを見ると、ほとんどのレシピに「電子レンジでじゃがいもを柔らかくする」という工程が入っています。
なのでドイツ語でレシピを検索していたとき驚きました。
もしかしたら日本人は特に電子レンジの使用率が高いのかもしれません。
今は「火を使わない!電子レンジだけで作れる!!」というレシピがたくさんあります。
電子レンジだけで作れる料理は、洗い物が少なくて楽だし、簡単です。
けれどその楽さと引き換えに、美味しさが犠牲になっているのです。味が薄くなっています。
試しに、「電子レンジだけで作れる!」という料理を、電子レンジを使わずに作ってみるといいでしょう。
それに美味しさに加えて、健康にも悪影響があるとするなら、なんでもかんでも電子レンジに任せてしまうのは少し危険だと思いませんか。
私は今までの体験と今回の実験結果から、電子レンジを使う時は少し考えた方が良いと思いました。
本当に使うのか?
味は落ちてしまうけれど、それでいいのか?
他に調理法はないのか?
そう頭の中で考えて、そしてようやく使う。
電子レンジとの距離はそれぐらいあった方がいいのでないでしょうか。
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