カニ鍋を作りたいけれど・・・絶対に失敗はしたくない!
そんな人の為に、カニ鍋の作り方のコツをまとめました。
目次
昆布はなるべく良い昆布を使う
カニ鍋はダシが大事です。
なのでなるべくいい昆布を使いましょう。
昆布の品種別による違いはコチラ↓の記事にまとめています。
真昆布、利尻昆布、羅臼昆布、この3種類だったらどれを選んでも良いです。
昆布を煮出す前にあらかじめ30分ほど水につけておきましょう。
煮出す時は中火より弱めの火加減で、ゆっくりと温めていき、沸騰しそうになったらひきあげます。
この時点で味見をすると上品な昆布ダシの風味豊かな味がします。
これにカニのダシが加わるんだから美味しくなること間違いなしです。
カニは殻付き、肩肉が入ったものを
カニは殻つきのものと、そうでないものがありますが、ダシは殻からでます。
一般的に殻のついていないものは、しゃぶしゃぶ用です。
なので殻付きを選びましょう。
さらに殻付きの中でも肩肉から良いダシがでるので肩肉入りのものを選ぶといいです。
次にズワイガニを選ぶかタラバガニを選ぶかですが、スーパーで比べてみても分かるように、価格はタラバガニの方が高いです。
ということは、タラバを選んだ方が良さそうですが、カニ鍋にはズワイガニの方が向いています。
その理由は、
・火を通したときズワイガニの方がタラバガニよりかたくなりにくいから
・ズワイガニの方が殻がツルツルしていて身を取り出しやすいから
・ズワイの方が味が濃厚だから(タラバは淡泊であっさり)
カニはゆっくり時間をかけて解凍する
良い昆布を使っても、良いカニを選んでも、解凍で失敗してしまったら今までの努力が水の泡。
そもそもカニは解凍すべきなのか、凍ったまま鍋に入れるのか疑問に思うところですが、インターネットで調べてみると、どちらのパターンも存在しています。
凍ったまま使う派の意見は、「ドリップからも良いダシがでるから」「別に問題ないから」というものでしたが、よくよく調べてみると「凍ったまま使ったら身がひっついてはずれませんでした」とか「凍ったまま使ったら不味かった」という恐ろしい意見がチラホラ・・・。
実際カニの専門業者は解凍して使うことを推奨しています。
そして、解凍方法にもコツがあって、それは「時間をかけてゆっくり解凍すること」「カニを乾燥から守ること」。
ゆっくり解凍させることで、カニのうま味を逃がさないようにします。
なので、流水解凍や常温解凍、ましてや電子レンジで解凍、お湯で解凍は絶対NG。
一日前から冷凍庫から冷蔵室に移し替えて、解凍させます。
しかし、冷蔵庫は乾燥します。さらに悪いことにカニは乾燥に弱い。
なのでカニをパックから取り出し、新聞紙でくるみ、さらにビニール袋に入れて冷蔵室に移す。
こうすることで、カニを乾燥から守りながら、ゆっくり時間をかけて解凍することができるのです。
美味しいカニ鍋の出来上がり
あとは、好みのだし汁に調味し解凍しておいたカニ、その他の具材を入れて出来上がりです。
カニからダシをとるためにも、使う鍋はカニが全部だし汁につかるような大きな土鍋がオススメ。
残ったスープはそのまま飲んでも絶品ですが、ご飯と卵をいれてカニ雑炊にしてもとても美味しいです。
カニ鍋を作ったときにしか食べられない雑炊と思うと、また格別!
まとめ
以上、初めてでも失敗しない美味しいカニ鍋の作り方のコツでした。
それでは~。