わらびです。
今回は菜食を考える上で、YouTubeに「How Your Body Transforms On A Vegan Diet」という面白い動画があったのでその内容を紹介します。
この動画は、完全に菜食(卵や乳製品を含む、動物性食品をいっさい口にしない)、つまりヴィーガンの食事に変えたら、身体にどのような変化が起こるのかについて、あらゆる研究結果のデータをまとめたものです。
ヴィーガンになって数日間の変化
・もし、牛乳を飲んでいた人ならば、牛乳を飲んでいたことによって邪魔されていたホルモンの働きが正常になる。
→研究で、牛乳を飲むと女性ホルモンである(エストロゲン)が25%増量し、男性ホルモンである(テストステロン)が20%減少することが明らかになっている。
→ようするに牛乳を飲むとホルモンのバランスが崩れる。
・動物性の食品を食べていた後に起きていた炎症も、食べなくなるので無くなる。
→研究では、ソーセージとエッグマフィンを食べた2時間後に炎症が確認されている。
・肉を摂取すると腸内がバクテロイデス属の細菌でいっぱいに満たされガンにかかりやすくなるが、ヴィーガンの食事に変えることで、腸内はバクテロイデス属の細菌ではなくプレボテラ属の細菌で満たされるようになり、それにより腸内を守ることができる。
・ヴィーガンの人はプロピオン酸や酪酸などの脂肪質の短いアミノ酸の鎖を多く持つが、肉食をする人は酸化トリメチルアミンのレベルが高い。
→酸化トリメチルアミンは動脈硬化や循環器疾患につながる。
ヴィーガンになって1週間目の変化
ヴィーガンの人は雑食の人より3倍排便をするようになる。
→デトックス効果が高まる。
ヴィーガンになって3週間目の変化
循環器疾患を抱えていた200人がヴィーガンの食事に変えたことで、動脈が綺麗になり血流が改善したことが確認された。
ヴィーガンになって4週間目の変化
ヴィーガンの人の方が雑食の人より血液中のタンパク質のレベルが高いことが明らかになっている。
→肉食しないことで炎症が起こらないことが、このような結果につながっているのではないかと考えられる。
ヴィーガンになって12週間目の変化
もし糖尿病の人だったら、糖分を28%カットすることができる。
ヴィーガンになって14週間目の変化
・肥満の人だったら6㎏の体重減少、3%の体脂肪減少。
・グルテン不耐性とインスリン感受性の改善。
【グルテン不耐性とは】
セリアック病や小麦アレルギー以外の人で、グルテンが含まれる食事を食べると、腹痛や下痢などの消化器症状が起こること。
ヴィーガンになって16週間目の変化
・偏頭痛持ちの88%の人が改善されたことを実感した。
→偏頭痛の薬を必要とする人は1/3に減った。
・体内全体のコレステロール値が22ポイント減少。
ヴィーガンになって22週間目の変化
・肥満であった43%の人は、肥満のために必要としていた薬を減らすことができた。
・30%の血糖値の減少。悪玉コレステロールと言われている低密度タンパク質の減少。
・健康、身体機能、精神の健康、生命力の改善を実感
・ヴィーガンの食生活にシフトしたグループは他のグループより食生活の満足度がアップした。
ヴィーガンになって6カ月目の変化
悪玉コレステロールと言われている低密度リポタンパク質が18ポイント減少。
ヴィーガンを12年続けると・・・?
研究によってヴィーガンの食事を12年続けた人は腎臓発作が起こる確率は0.6%だったが、そうでない人たち(ヴィーガンの食事を諦めた人たち)は100倍である60%の腎臓発作が起こる確率があった。
まとめ
ヴィーガンになると、こんなにも体のあらゆる部分が変化していくとは驚きでした。
私が特に興味深いなと思ったのは「ヴィーガンの食生活にシフトしたグループは他のグループより食生活の満足度がアップした。」という研究結果です。
ヴィーガンになるとあらゆる食品が食べられなくなるので食生活の満足度は低くなるイメージでしたが、逆にアップするとは、健康面に良い変化が起きていることを実感できているからかもしれませんね。
「How Your Body Transforms On A Vegan Diet」←YouTubeで視聴できます。
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