【承認欲求】褒められたいと願うことの弊害と危険性

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もるもる君
もるもる君
あぁ~ボクこんなに上手にポーズを決められるようになったんだから、誰かに褒められたいな~

わらび君
わらび君
どうして褒められたいの?

もるもる君
もるもる君
そりゃあ何か上手くできたら誰でも褒められたいものでしょ?

わらび君
わらび君
もるもる君、その考え方はね、知らず知らずの内にある危険性を生んでいるよ

もるもる君
もるもる君
えぇ~!どんな危険性!?

目次

「褒められたい」と強く願うのは自己受容ができていないから

「褒められたい」と願うことは自ら縦の関係を肯定している

誰かの期待する自分を生きる必要はない

おわりに

「褒められたい」と強く願うのは自己受容ができていないから

わらび君
わらび君
もるもる君は褒められるとどんな気持ちになるから「褒められたい」と願うのかな?

もるもる君
もるもる君
褒められると、ボクのことを認められている気がして嬉しくなるからかなぁ

わらび君
わらび君
自分では自分のこと認めてあげないの?

もるもる君
もるもる君
えっ!?

わらび君
わらび君
自分で認めてあげれば誰かに褒められることを願う必要もないんじゃないかな?

もるもる君
もるもる君
自分で自分を認める・・・

わらび君
わらび君
そう。これは自己受容って言葉に言い換えることができるよ。

わらび君
わらび君
そして、今もるもる君が思っている「誰かに褒められたい」っていう気持ちは承認欲求だね。

わらび君
わらび君
自己受容がキチンと出来ていれば承認欲求を過度に求める必要はなくなってくるんだよ。

もるもる君
もるもる君
どうしたら自己受容が出来るようになるの?

わらび君
わらび君
それはね・・・

・まず、ありのままの自分を受け入れること。
=自分は今のままの自分で良いんだと受け入れる勇気

・自分のことをどう評価するかは相手の課題であることを理解すること

わらび君
わらび君
この2つのことを実践することが大事だよ。

わらび君
わらび君
大袈裟に言えば、例えば他人から見てボクがまったくと言っていいほど走るのが遅かったとするよね?

わらび君
わらび君
それでも、ボクが自分のことを走りが上手いと思っても良いってことなんだ!

もるもる君
もるもる君
えぇ~!そんなんでいいの~?

わらび君
わらび君
何故なら速い、遅いの絶対的な基準は世の中には存在しないからね。

もるもる君
もるもる君
でもそれって「自尊心が高い」ってことでしょ?なんかナルシストなイメージ・・・

わらび君
わらび君
ちがうよ!人は自尊心が高くなければ他人を受け入れたり優しくしたりすることができないんだよ。

自尊心とは何か。

それは自分を好きになり、他人と同じように自分も素晴らしい人生を創造するに値する人間だと信じる気持ちのことである。

自尊心は人生のほとんどすべての局面に大きな影響を与える。

人間関係、自信の度合い、職業の選択、幸福、心の平和、成功

これらはすべて自尊心と密接な関係がある。

『うまくいっている人の考え方』著ジェリー・ミンチントン より


わらび君
わらび君
自己受容、自尊心を持てていれば誰かの承認はいらないんだよ。

もるもる君
もるもる君
そっ・・・それはそうかもしれないけれど・・・やっぱり誰かに褒められる方が嬉しいよ

わらび君
わらび君
確かにそう思う人が多いかもね。

わらび君
わらび君
でも、褒められることを願うことは次のような側面があるんだよ。

褒められることは縦の関係を肯定している

わらび君
わらび君
もるもる君は、転んで泣かなかった子供を見たらなんて声をかける?

もるもる君
もるもる君
う~ん・・・「泣かなくて偉いね」とかかな?

わらび君
わらび君
じゃあ、もるもる君より目上の人が泣き言も言わずに深夜まで残業して頑張っていたら「泣かずに頑張っていて偉いですね」って言うかな?

もるもる君
もるもる君
それは言わないよ!!

わらび君
わらび君
どうして?泣かずに頑張っているのは同じなのに、小さい子供の時は褒めて、目上の人には褒めないのかな?

もるもる君
もるもる君
それは目上の人はボクより偉いからだよ。

わらび君
わらび君
つまり、自分より立場が下だと思う人には褒めて、自分より立場が上の人には褒めないんだね?

もるもる君
もるもる君
あっ!!

わらび君
わらび君
そう!「褒める」という行為は「立場が上の人が下の人にする行為」なんだよ。

わらび君
わらび君
だから「褒められたい」と願うことは・・・

もるもる君
もるもる君
自分で相手より立場が下なことを願っているということ・・・?

わらび君
わらび君
そうなんだよ。

わらび君
わらび君
褒められることは縦の関係を生むんだよ。

縦の関係
先生と生徒、上司と部下、親と子、のような縦の関係。従属関係とも言う。

これと反対なのが

横の関係

腹を割って話せる友人など。

わらび君
わらび君
さらに詳しく言えば「褒められたい」と願うことは「自分には能力がない」という信念を形成しているんだ。

もるもる君
もるもる君
そんな!

わらび君
わらび君
何故なら、「褒める」という行為はさっき説明したように「能力のある人が能力のない人にする行為」だからね。

わらび君
わらび君
だから、もるもる君も自分より能力のない子供は褒めても、自分より能力のある目上の人には褒められなかったんだ。

もるもる君
もるもる君
ボク・・・そんなことを願っていたのか・・・。

わらび君
わらび君
人の意識の割合は顕在意識10%、潜在意識は90%と言われている

わらび君
わらび君
「褒められたい」と願うことは無意識にこの潜在意識に「自分は能力がありません」という信念を刷り込んでいることになるのだから、いかに危険な願望かが分かるよね。

もるもる君
もるもる君
・・・・・・・でも・・・・

もるもる君
もるもる君
先生も、親も、上司もボクに期待してくれているから「褒める」んじゃないかな?

誰かの期待する自分を生きる必要はない

わらび君
わらび君
じゃあ、もるもる君は誰かの期待に応える為に生きているのかな?

もるもる君
もるもる君
う~ん・・・折角期待してくれているのなら出来るだけ応えてあげたいな~とは思うかな・・・

わらび君
わらび君
もし、もるもる君が目指している自分の姿と他人がもるもる君に期待している姿が違ったらどうするの?

もるもる君
もるもる君
そっ・・・それは困るかな・・・

わらび君
わらび君
しかも、もるもる君に期待している人は世の中に何人もいるよ。

わらび君
わらび君
親、先生、上司、近所の人、友人・・・

わらび君
わらび君
これらの人の期待がみんな一致しているわけはないよね?

わらび君
わらび君
だから、そもそもみんなの期待に応えるなんて無理なことなんだ。

もるもる君
もるもる君
確かに・・・

わらび君
わらび君
この”無理なこと”を必死にやろうとすると、病気になったり、一番悲しいことには自ら命をたってしまったりすることにつながるんだ。

もるもる君
もるもる君
みんなの為に頑張ったのに悲しすぎる・・・

わらび君
わらび君
だから、誰かの期待に応えようとする必要なんかないんだよ。

今回のまとめ

・自己受容、自尊心がキチンと持てていれば承認欲求はなくなる

・自己受容、自尊心は世の中の様々な場面において重要な要素である

・褒められることは縦の関係を築くこと

・「褒められたい」=「自分には能力がない」と思っていることと同じ

・全ての人の期待に応えることは不可能であり、その必要はない

おわりに

もるもる君
もるもる君
褒められたいって思わずに自分で自分のこと認めてあげるようにしたら、なんだか自分に自信が持てるようになったし

もるもる君
もるもる君
なにより他の人に振り回されなくなったよ

わらび君
わらび君
相手の評価を待つ必要がないからね。

もるもる君
もるもる君
よーし!もっともっとポーズに磨きをかけるぞ~!
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