1冊目 本訳『7つの習慣』最終回:全体のまとめ

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【本訳とは】
読書をすることによってもたらされる恩恵は素晴らしいもの。こんなに素晴らしい恩恵を享受できるのが読書好きに限られるなんて、読書好きの私にとっても悲しいことです。外国語の知識がなくても、翻訳されていればその内容を理解できる。そんな翻訳のように、読書が苦手な人や本を読む時間がなかなか取れない人のために、名著といわれる本の内容を出来るだけ分かりやすく伝える活動を”本を訳する(=分かりやすく解説する)”という言葉から”本訳(ほんやく)”と名付けることにしました。

前回までの内容


1冊目 本訳『7つの習慣』第一回:7つの習慣とは

1冊目 本訳『7つの習慣』第二回:相互依存とP/PCバランス

1冊目 本訳『7つの習慣』第三回:第一の習慣 自分に責任を持つ

1冊目 本訳『7つの習慣』第四回:第二の習慣 目的地をはっきりさせる

1冊目 本訳『7つの習慣』第五回:第三の習慣 重要なことに集中する

1冊目 本訳『7つの習慣』第六回:相互依存について

1冊目 本訳『7つの習慣』第七回:第四の習慣 お互いの利益を考える

1冊目 本訳『7つの習慣』第八回:第五の習慣 相手のことを本当に理解する

1冊目 本訳『7つの習慣』第九回:第六の習慣 相乗効果を得る

1冊目 本訳『7つの習慣』第十回:第七の習慣 習慣に磨きをかけ向上させる


本訳『7つの習慣』最終回では、今までの内容を簡単に振り返って全体をまとめます。

まず、第一から第七までの内容は次のようなものでした。

第一から第三の習慣は自立という私的成功を目指すものであり、第四から第六の習慣は相互依存という公的成功を目指すもの。

そして第七の習慣は全ての習慣を磨き向上させる役割を担うものでした。

それでは一つずつ習慣を振り返りましょう。

第一の習慣

第一の習慣は人生は自分でコントロールできると知り、環境のせいにしないこと。

むしろ逆に環境に影響を与えようとする習慣です。

最終回7つの習慣1

・代替案を考えよう
・ほかのやり方が選択できる
・自分で自分の感情をコントロールする
・そうすることに決めた

など主体性のある言葉を積極的に選ぶようにすることが大切です。

第二の習慣

第二の習慣はプログラムを書くこと。

つまり最終的な理想とする自分の目標をはっきりさせる習慣です。

最終回7つの習慣2

目標地点に辿り着きたいのなら、まず目標地点が分かっていないといけません。

自分の最終的な目標が明らかになったら、ミッション・ステートメント(個人的な憲法、信条)を書いて日頃から見直しましょう。

そして生活の中心に原則という揺るぎない中心を置きましょう。

最終回7つの習慣3

第三の習慣

第三の習慣はプログラムを実行すること。

自分の目標達成に重要な事柄に集中する習慣です。

・人間関係作り
・健康維持
・準備や計画
・真のレクリエーション
・勉強や自己啓発

などの”緊急でないが重要である”②の領域に焦点を合わせましょう。

最終回7つの習慣4

そうすれば私たちを振り回す厄介な存在である”緊急かつ重要”な①の領域を減らすことにもつながります。

②の領域であるかどうかを見極めるための問いは、「この活動を常日頃行うことは私生活の質、仕事の業績、結果を著しく向上させることになるだろうか?」です。

第四の習慣

第四の習慣はWin-Winを考えること。

自分だけでなく相手の利益も考える習慣です。

相互依存という関係においてWin-Win以外は悪影響を及ぼすということを忘れないようにしましょう。

そしてWin-Winの合意に行き着くためには、何よりも自分の人格が重要です。

自分にも相手にも誠実であること。

自分の気持ちや信念を表現する勇気と、相手の気持ちや信念を尊重する思いやりのバランスがとれていること。

「すべての人を満足させることが可能である」という豊かさマインドを持っていることが大切です。

最終回7つの習慣5

第五の習慣

第五の習慣は相手のことを理解する習慣です。

人間関係において最も大切なことは「まず相手を理解するように努め、その後で、自分を理解してもらおうとする」こと。

そして、最も理想的な聞く態度とは、感情移入して相手の話を聞くことです。

自分の立場に置き換えるのではなく、相手の立場から物事を考えることが大切。

最終回7つの習慣6

これには強い精神的な安定性が必要なので、問題ならば第一、第二、第三の習慣に立ち返りましょう。

第六の習慣

第六の習慣は、相互依存から生み出される相乗効果という黄金の卵を手に入れる習慣です。

今までの全ての習慣が身についていれば、相乗効果という素晴らしい金の卵を得ることができます。

相乗効果の本質は相違点です。

自分のものの見方には限界があるということを認め、相違点こそが自分の知識と現実に対する理解を増すのだと認識する人に、相乗効果の奇跡は訪れます。

赤色でも緑色でもない白色のリンゴがあるという可能性を忘れないことが大切です。

最終回7つの習慣7

第七の習慣

第七の習慣は、自分をメンテナンスしそれぞれの習慣の効率性を上げる習慣です。

肉体、精神、知性、社会・情緒という4つの刃を研ぎましょう。

肉体・・・バランスのとれた栄養のある食事、十分な休養、定期的な運動を心がける

精神・・・名作といわれる古典文学を読む、素晴らしい音楽を聴く、自然の中を歩く、瞑想する、祈るなど

知性・・・定期的に優れた本を読む、幅広い読書をする

社会・情緒・・・人との関わりの中で磨かれる。相手のことを理解することに努める。

本訳『7つの習慣』を終えて

これだけの内容が詰まっている『7つの習慣』ですが忘れて欲しくないのは、この本の著者であるスティーブン・コヴィーは、私たちと同じ人間であるということです。

本には著者の失敗エピソードがたくさん紹介されています。

その失敗から学んだこと、それが原則であり7つの習慣なのです。

私が『7つの習慣』を読んで一番印象に残ったことは”誰一人として世界をあるがままに見ることはできない”ということです。

もっと言えば、この7つの習慣を全て完璧に身につけたとしても、やっぱり世界をあるがままには見れないということなのです。

少し悲しい気もしますが、唯一救いなのは、この事実を完全に理解すればするほど、他者を理解することの大切さが分かり、他者との相違点を認め、喜べるということです。

自分は世界をあるがままに見ていると思い込んでいては、自分と違う考えを持った人は全てわからず屋、もしくは敵になってしまいます。

けれども、誰一人としてあるがままに世界を見ることが出来ている人はいないのだと知ることで、わからず屋も敵も本当の意味では存在せず、もし、いるとすればそれは自らが作り出しているということに気付けます。

すると、”人は答えなんて求めていない。自分の気持ちを理解して欲しいだけなんだ”という言葉の意味が、スーッと頭の中に入ってきます。

「あぁ、だからなんだ」と。

”自分も含め全員があるがままに見ることはできない”と知ることが全てにつながる第一歩だということです。

たった一歩ですが、これがスタート地点。

そしていかに多くの人がスタート地点に立つことなしにゴールを目指したり、もしくはそもそもゴールが間違っているのかということ。

『7つの習慣』はそういうことを教えてくれる本でした。

それでは~。

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