わらびです。
菜食について調べていたら、有名な偉人達の多くが菜食主義者だったことに気がつきました。
今回はそんな菜食主義者だった偉人たちの名言を紹介します。
プラトン(紀元前427年 – 紀元前347年、古代ギリシアの哲学者)
・創造主は人間の体に栄養を補給するために植物を創造した。肉食は暴力、不幸につながるのだ。
アインシュタイン(1879-1955、ドイツの理論物理学者)
・ベジタリアンの食生活への進化ほど、人間の健康に利益をもたらし、地球上の生命が生き残るチャンスを増やすものはない。
・私は肉も魚も取らずに生きている。けれども、この心地よい感覚は何であろうか?こんな感覚に陥るたびに人間は肉食として生まれたのではないような気がするんだ。
アインシュタインは昔から菜食主義者だったわけではなく、実際には亡くなる1年前の75歳の時にベジタリアンの食生活を実践したそうです。
75歳からベジタリアンの食生活に変更するなんて、何かきっかけでもあったのでしょうか。
トルストイ(1828- 1910、ロシアの小説家、思想家)
・動物からもたらされた食物を神が許したという風に信じさせられた結果、人々は動物を食うことを悪いことだと考えない。しかし、これは間違っている。
人は動物を食べることを悪と考えないように育てられている。すべての書物で動物を食べることが悪ではないと書かれていたとしても、動物を殺すことが悪であると、人間の心の中に書き記されている。そして、それは自分の良心を殺さない限りみんな知っている。
・動物を殺すことをできない偽善者はいるが、動物の消費をあきらめない人々の偽善者は素晴らしく許し難いものである。
・重要なのは、肉を食べることに対する実際的な理由ではない。それらはすべて真実かもしれないが、場合によっては当てはまらないこともある。
しかし、常に真実であり、すべての人にとって確かなことが一つだけある。
それは、人の心の中にはすべての生き物に対する思いやりがあること。より親切で、より良く、より人道的になれるということ。
好奇心や喜び、食事のために動物を殺すことは思いやりのある行動ではなく、無礼で非人道的であり、残酷なことである。
・古代に宣言された菜食主義は長い間休眠状態だったが、今日では毎年、毎時間、ますます多くの支持者を獲得し、すぐにすべてが終了する時が来るだろう。狩猟、生体解剖など。そして最も重要なのは、美味しさの為に殺すということである。
・屠殺場がなくならない限り、戦争も終わらない。”儲け”というものの存在がある限り、動物に対する人間の虐待は果てしなく続くだろう。
肉を食べることにとことん否定的なトルストイですが、彼が肉食をやめたのは59歳の時です。彼もアインシュタインと同様に菜食主義に目覚めたきっかけが何かあったのか気になります。
ちなみに乳製品は食べていいということにしていたそうです。
ガンジー(1869-1948、インドの弁護士、宗教家、政治指導者。インド独立の父)
・肉食は我々人間に適さないと私は考えています。もし人間が動物よりすぐれているというなら、人間は下等な動物の真似をするという過ちを犯していることになります。
・動物たちへの言動で人々の進化がわかる。羊の命と人間の命は同じくらいの価値がある。わたしはその価値のある命を剝奪しようとは思わない。
ガンジーは子供の頃から菜食主義の生活を実践していたそうですが、何度かは誘惑に負けて肉を食べてしまったこともあったそうです。
けれど肉を食べた後に罪悪感を覚え、それ以後肉を食べたことはなかったとのこと。
ガンジーは様々な食べ物を実験として試した後、「菜食は体に必要な最低限度を満たす」という結論に至ります。
そして、日常の食事は穀物、豆類、果実、ヤギ乳、蜂蜜に限定していたそうです。
卵については、彼の母が「卵は肉に含まれる」と考えていたことから、食べないことにしていました。
エマーソン(1803-1882、アメリカの思想家、哲学者、作家、詩人、エッセイスト)
・君は今まさに食事を終えたところだね。そしてなかなかラッキーなことに屠殺場はここからとてもとても離れたところにあるんだよ。まるで謀ったかのように。
バーナード・ショー(1856-1950、アイルランドの文学者、脚本家、劇作家、評論家、政治家、教育家、ジャーナリスト)
・人間は自分たちが地球上で一番優れている動物だとおもい、人間は動物たちを平気で支配し続けている。だが、もしも地球に人間以上に優れた種がやってきて、人間を征服したら、僕たちはそれを許すことができるだろうか。
・私は現在85歳だが、これまでと同じように仕事をしている。もうかなり長く生きたので、そろそろ死のうかと思っているのだが、なかなか死ねない。ビーフステーキを食べればひと思いに死ねると思うのだが、私には動物の死体を食べるような趣味はない。私は自分が永遠に生きるのではないかと思うと末恐ろしい気分になる。これが菜食主義者の唯一の欠点である。
健康を自負するバーナード・ショーですが、実際に彼は94歳まで生きました。しかも健康に。
ボケてもなかったそうです。
彼が94歳でなくなったのは病気ではなく、木を切っている時にはしごから落ちたことが原因です。
アインシュタインやトルストイが菜食主義に目覚めたのは割と遅いタイミングでしたが、バーナード・ショーは25歳の時から動物性食品を食べるのをやめていました。
25歳の時に「決して再び鳥や獣の血の 毒ある流れで人間の宴を汚すことはないだろう」というシュリーの詩を読んだことが菜食主義に目覚めるきっかけになったそうです。
以上、菜食主義者だった偉人たちの名言まとめでした。
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