悩みが尽きないのは課題の分離ができていないからかも・・・【アドラー心理学】

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もるもる君
もるもる君
ふぅ・・・(ため息)

わらび君
わらび君
もるもる君、どうしたの?

もるもる君
もるもる君
他の人がボクのことどう思っているのか気になって・・・

もるもる君
もるもる君
気にしていたらちょっと疲れてきちゃったんだ

わらび君
わらび君
それなら「課題の分離」で解決だよ!

もるもる君
もるもる君
課題の分離?

あれも、これも気にかけることがたくさんあって人生って複雑・・・そう思っていませんか?でも本当は人生って思っているよりずっとスッキリしていてシンプルなんです。そう、「課題の分離」さえできていれば。今回はそんな「課題の分離」についてご紹介します。

目次

なんでもかんでも抱え込んでいませんか?

「嫌われたくない」が行き着く先

その結果困るのは誰なのか

人間の全ての悩みは対人関係

まとめ

なんでもかんでも抱え込んでいませんか?

・あの人は私のことどう思っているんだろう?

・部下は自分のことを慕ってくれているだろうか?

・子供が私の言うことを聞いてくれない

こんな悩み抱えていませんか?

一度気になり出すといつまでも同じ疑問がグルグルグルグル・・・

そして気づいたら一日が終わって、なんだか心からゆっくりできない・・・

もし、あなたの毎日がそんな繰り返しで疲れ切っているなら、これを解決できる方法があります。

それは「課題の分離」です。

上記で挙げた例でいうなら、気になって考えて答えが出せればそれでスッキリしますが、どの事例も自分ではない他人=相手が絡んでいるので相手に直接聞くなりしないと分かりませんよね。

それに仮に聞いたとしても、真意じゃないかもしれないので、やっぱり疑問は晴れないまま。
一生悩み続けるしかありません。

もるもる君
もるもる君
えぇっ!い・・・一生!?

では、何故解決できないのでしょうか?

それは「相手の課題」だからです。

もるもる君
もるもる君
どういうこと??

あの人は自分のことをどう思っているのか?

それは「あの人」が考えることであり、決めることなので、自分は知りようがありませんし、知ったところで変えようがありません。

例えば「あの人」が自分のことを大嫌いと思っていたとしても、それはどうしようもないのです。

これと同じで部下(もしくは上司)が自分のことをよく思ってくれているのかも、部下が決めることであって自分にはどうしようもありません。

もるもる君
もるもる君
えぇ!じゃあ嫌われているのはどうにもできないの!?

それなのに人はどうして、こんな自問自答を繰り返すのでしょうか?

それはおそらく、「人から嫌われたくない」からでしょう。

人から嫌われたくないから、相手が自分のことをどう思っているのか気になってしまうのです。

もるもる君
もるもる君
誰だって人から嫌われたくないはず・・・

でも、この考え方は非常に危険な側面を持っています。

「嫌われたくない」が行き着く先

それは、「人から嫌われたくない」が故に過敏に相手の心意を気にして相手が理想としている「自分」を演じてしまうということです。

このように相手が「理想としている自分」を演じ続けていると、本来の自分を見失ってしまいます。

もるもる君
もるもる君
本当のボク・・・

そればかりでなく、全ての人に「理想の自分」を演じることは不可能なので、結果として様々な人に嘘をつき続けることになり信頼も失われます。

わらび君
わらび君
そもそも「誰からも嫌われないようにする」ことなんて無理なんだよ

なので、「人に嫌われないようにする」ことには何のメリットもありません。

だから、「自分のことをどう思うのかは相手が決めること。相手の課題である」と分けてしまった方が悩むこともなくなりますし、何より本来の自分を保てる点で良いのではないでしょうか。

その結果困るのは誰なのか

子供が自分の言うことを聞いてくれないのも同じです。

親は言うことを聞かない子供に対して「私はあなたの為を思って!」と言いますが、本当にそうなのでしょうか?

こんなことを言うと「いやいや、本当に決まっているだろう。子供が恥をかいて喜ぶ親はいない」と言う声も聞こえてきそうですが・・・

「子供が恥をかいて喜ぶ親はいない」

このセリフからも分かるとおり、親は「子供のため」でなく「自分のため」に子供を叱り言うことを聞かせようとしているとも言えます

親は子供が恥をかくのを見るのが嫌なのではなく、子供が失敗することにより恥をかかせられるのが嫌なのです。

だから親は「自分のために」子供を叱っています。

それで、上手く親子仲良く平穏な家庭になればいいですが大抵の場合はそうはなりません。

親が子供を自分の敷いたレールに乗せようとすればするほど、子供はそのレールから逃れたくなるものです。

では何故上手くいかないのでしょうか?

これも「課題の分離」ができていないからです。

例えば、子供が宿題をサボることで本当に困るのは誰なのかを考えてみてください。

それは子供です。

宿題をしないでいると、担任の先生から怒られるでしょう。

それに、授業の内容もなかなか理解できないかもしれません。

もるもる君
もるもる君
ボクはやっても理解できな・・・もごもご

わらび君
わらび君
もるもる君・・・・・・・・

しかし、それで困るのは親ではなく子供なのです。

子供の課題に土足で踏み入るから「ほっといてくれ!」と子供は反抗し、親を煙たがるのです。

じゃあ本当にずっとほったらかしでいいのか?

そうではなく、子供が助けを求めてきたらいつでも手を差しのばす、そしていつでも勉強に専念できる場を用意しておく。

このようにして子供の課題には入り込まないようにしつつも、常に「あなたが困ったときはいつでも協力するよ」という姿勢でもって一定の距離を保ちつつ見守ることが大事です。

人間の全ての悩みは対人関係

アドラー心理学提唱者のアドラーは「人間の全ての悩みは対人関係」と言い切っています。

人が宇宙でたった一人だったなら悩みは生まれないだろう、と。

「孤独で苦しむのではないか?」と思われるかもしれませんが、「孤独」という概念も「社会」がなければ成り立ちません。

全ての悩みの根元である「対人関係」を円満な状態にさせる大きな鍵を握るのが「課題の分離」なのです。

なにか最近いろいろ抱え込んでしまって苦しい!悩んでいる!という方は、「課題の分離」が上手くできているのだろうか?と振り返ってみるといいかもしれません。

「課題の分離」のことがもっと知りたいなら

「課題の分離」のことを詳しく知りたいと思った方は『嫌われる勇気』を一度読んでみることをオススメします。

本は哲人と青年の会話形式なので、楽しく読み進めることができますよ。

まとめ

いかがでしたか?

どんな関係においても「付かず離れず」の距離感が重要であり、それを手助けしてくれる考えがアドラー心理学の「課題の分離」です。人生をスッキリ・シンプルにさせるためのツールとしての「課題の分離」実践してみてはいかがでしょうか?

もるもる君
もるもる君
課題の分離を実践してみたら、前より楽に生きれるようになった気がするよ。

わらび君
わらび君
相手も自分も大切にする考えだよね。

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