『アルケミスト』の名言から学ぶより良い人生の生き方

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アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

『アルケミスト』のあらすじ

半飼いの少年サンチャゴは、その夜もまた同じ夢を見た。一週間前にも見た、ピラミッドに宝物が隠されているという夢――。少年は夢を信じ、飼っていた羊たちを売り、ひとりエジプトに向かって旅にでる。
アンダルシアの平原を出て、砂漠を越え、不思議な老人や錬金術師の導きと、さまざまな出会いと別れをとおし、少年は人生の知恵を学んでいく。
「前兆に従うこと」「心の声を聞くこと」「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれること」――。
長い旅のあと、ようやくたどり着いたピラミッドで、少年を待ち受けていたものとは――。人生の本当に大切なものを教えてくれる愛と勇気の物語。

アマゾン 内容紹介欄より

81カ国語に翻訳され、全世界8500万部の大ベストセラーである『アルケミスト』

今回は、そんな本『アルケミスト』の名言から、日常にも活かしたい心構えを考えていきます。

『アルケミスト』に登場する名言たち

”同じ友人といつも一緒にいると、友人が自分の人生の一部となってしまう。すると、友人は彼を変えたいと思い始める。そして、彼が自分たちの望み通りの人間にならないと、怒りだすのだ。誰もみな、他人がどのような人生を送るべきか、明確な考えを持っているのに、自分の人生については、何も考えを持っていないようだった。”

みんな他人を自分の理想とする人間に変えたがるものだが、それは不可能である。

何故なら人間は、自らの意思でしか変わることができないから。

悪事を働く人に、善行の大切さを説いて、その人が悪事を働かなくなるのは、”その人を変えることができた”からではなく、”その人本人が善行の大切さを理解し、自分の意思で変わった”からである。

そういう意味で、変えることのできるのは唯一自分だけ。

だから、他人にあれこれ理想像を押し付けるのではなく、理想像があるのならば、自らがそのような人物になれるよう努力することが大切なのである。


”結局、人は自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ。”

少年は旅をしたいから羊飼いになった。

パン屋の主人は、少年と同じように旅をしたかったが、羊飼いよりも、パン屋の方が体裁がいいのでパン屋を選んだ。

そうして今はパン屋で働きながらお金をため、仕事を引退してから旅をしようと夢見ている・・・。

少年のように、周りからの評判を気にせず、自分の心に素直に生きることができれば、夢の実現は驚くほど簡単だ。

他人の目を気にして、自分の運命を大切にしないなんて、とても悲しいことである。


”誰もが世界最大のうそを信じている~人は人生のある時点で、自分に起こってくることをコントロールできなくなり、宿命によって人生を支配されてしまうということだ。それが世界最大のうそじゃよ。”

運命は自分で切り拓くことができる。

そして環境とは自分が影響するものであり、影響されるものではない。

いつも不機嫌な人には、不機嫌になることがつきまとう。

それは嫌なことばかり見つけてしまうからだ。

自分が変われば、環境が変わる。

環境が変われば、世界が変わる。

人生はコントロールできると信じることができ、自ら働きかけることの出来る人は、決して周りに振り回されることはない。

スティーブン・コヴィーの世界的名著『7つの習慣』を出来るだけ簡単に分かりやすく本訳していきます。第三回は一つ目の習慣である第一の習慣についてです。

”彼女にとっては、毎日が同じだった。毎日が次の日と同じだということは、太陽が昇るというような、毎日起こっているすばらしいことに気がつかないからなのだ。”

ささやかな素晴らしさに気付くことが得意な人は、毎日退屈することがないだろう。

少年が言うように、太陽が昇ることはすばらしいことだ。

雨が降るのも素晴らしいし、道に咲いている花も素晴らしい。

一見すると昨日と同じ一日が繰り返されているだけに見える日も、よくよく観察してみると素晴らしいことや新しい発見に気付くことができる。

退屈なのは、その日が退屈なのではなくて、物事に感動することのできなくなった自分の心が退屈になっているのだ。


”もし常に今に心を集中していれば、幸せになれます。砂漠には人生があり、空には星があり、部族の男たちは人間だから戦う、ということがわかるでしょう。人生は私たちにとってパーティーであり、お祭りでもあります。なぜなら、人生は、今私たちが生きているこの瞬間だからです。”

人生は過去でもなく、未来でもない。

人生とは連続する”今”でしかない。

人生を過去だという人は、いつまでも悔いたり、過去の栄光を引きずる。

人生を未来だという人は、夢を追い続け、決して満足することができない。

”幸福”というものは、感情である。

そして感情というものは、”今”感じるもの。

つまり幸福というのは”今”にしか存在しないのである。


”もし、自分の運命を生きてさえいれば、知る必要のあるすべてのことを、人は知っている。しかし夢の実現を不可能にするものが、たった一つだけある。それは失敗するのではないかという恐れだ。”

心配や恐れはもっとも避けるべきものである。

何故ならこれらの感情は、自分を委縮させ、情熱や行動するためのエネルギーを失わせてしまうからだ。

しかし、実際には心配事のほとんどは起こらない。

このように私たちは実物よりもはるかに大きくなった影に怯え、自分で自分を行動不能にしてしまっていることが多々ある。

けれど夢を実現させたいなら、行動しなければならない。

だから、「失敗するのではないか」と恐れたり心配してはいけないのだ。

失敗するかどうかは、やってみなければ分かりようがない。

そんな後になってみないと分からないことを怖がって、そもそも挑戦する勇気を失ってしまうことは非常に勿体ないことである。

夢を持っている人に勇気を与えてくれる本

少年は旅の途中、たくさんの人物と出会います。

自分の運命より周りの目を優先してしまったパン屋の主人。

既存のルールにとらわれ、新しいことに挑戦してこなかったクリスタル商人。

知識は十分にあったのに、失敗をおそれて実行していなかったイギリス人。

でもこういった人たちは、この本に限ったことではなく、現実にもいます。

ようするに、この本は小説ですが、この本が教えてくれることはそのまま現実にも通じるものなのです。

少年は少年らしくとても素直な心を持っています。

そして自分の心に忠実に従い、シンプルに考えることで、降りかかってくる困難を一つずつ解決していきます。

例えばクリスタル商人の話では、初めは売上はさっぱりだったのですが、少年と出会い、少年が提案するアイデアを取り入れると、どんどんクリスタルが売れるようなります。

でもその少年のアイデアは特別斬新なものではなく、本当に単純なものなのです。

この話から学べることは、物事を難しくしているのは自分かもしれないということ。

どんなに大変そうに見える問題でも、少年のようにシンプルに考え行動すれば、意外と簡単に解決するかもしれません。

周りの目を気にせず、自分の心が求めていることをやること。

物事をシンプルに考えることの大切さ。

失敗をおそれず勇気を持って挑戦すること。

このように『アルケミスト』は夢を持っている人に、助言や勇気を与えてくれます。

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