アイデアのつくり方
わらびです。
今回は、本『アイデアのつくり方』から、アイデアを創造する方法について紹介します。
アイデアは探すものではない
まず、前提条件として「アイデアは探すものではない」ということを知っておかなければなりません。
アイデアは探すものではなく「心の訓練によって作り出されるもの」です。
アイデアがなかなか見つからないのは、アイデアがないのではなく、この「心の訓練」が足りていないのです。
心の訓練①資料を集めること
心の訓練の第一段階は「資料を集めること」です。
まず、アイデアが欲しい分野についての資料をできるだけ集めます。
ここで注意しなければいけないことは、自分で「この資料は関係ない」と勝手に排除しないことです。
一見、無関係そうに見える資料だとしても、とにかく集めて読む必要があります。
それから、アイデアが欲しい分野に限らず、あらゆる物事に好奇心を持つことも大切です。
そして、様々な知識を身につけること。
『アイデアのつくり方』の作者ヤングは、この様々な資料を集め、様々な知識を身につけることを万華鏡に例えています。
万華鏡は、中の素材が多ければ多いほど、数多くの複雑なパターンが出来上がります。
それと同じように、あなたの頭の中にある資料や知識が多ければ多いほど、アイデアがつくりだされる可能性も大きくなるのです。
心の訓練②資料を関連付けること
心の訓練の第二段階は「集めた資料に何か関連性がないか考えること」です。
膨大な資料と今までに得た知識を、一つ一つ摘まみ上げてあらゆる方向から観察します。
そして、それらの事物が他の事物と関連性がないか探るのです。
なぜこのようなことをする必要があるのかというと、「アイデアとは新しい組み合わせ」だからです。
アイデアはどこかに落ちているわけでも、隠れているわけでもありません。
この本のタイトルにも書いてありますがアイデアとは「つくりだす」ものなのです。
そして、どうやって作り出すのか。それは事物と事物の組み合わせからに他なりません。
だから全く関係なさそうな事物同士でも、根気よく関連性を探らなければなりません。
ここで重要なコツとしては、その事物の意味にあまり囚われ過ぎないことです。
例えば、鉛筆は一般的に「書く」ためのものですが、この一般的な解釈を捨てる必要があるということです。
鉛筆は、書く以外にも痒い部分を掻くために使うこともできますし、転がして遊ぶこともできます。
しかし「鉛筆は書くものだ」という概念に囚われ過ぎていると、これらの使い方は思い浮かびません。
なので頭を柔らかくして、まるで初めてその事物に出会ったように、それらと向き合う必要があります。
心の訓練③考えることをやめること
心の訓練の第三段階は「考えることをやめること」です。
第二段階に精一杯取り組んでいると、いずれ限界がやってきます。
「もうこれ以上なにも思い浮かばない」
そうなったらしめたものです。
何故なら第三段階はとっても楽な訓練であり、「考えることをやめる」といいのですから。
顕在意識で頑張った今、残りの90%以上の可能性を秘めていると言われている無意識の潜在意識に任せてしまうのです。
潜在意識に問題を手放している間、唯一自分の意思で協力できることは、想像力や感情を刺激することだけ。
音楽や、ウォーキングや、湯船につかるなど、自分の想像力が掻き立てられる環境を作ることを意識して生活しましょう。
そして「ひらめき」を待つのです。
心の訓練④ひらめいた!
心の訓練の第四段階は「ひらめいた!」を経験することです。
それは突然やってきます。
そんなことなど全く考えていなかった時に、突然頭の中に降ってくるのです。
この段階で注意すべきことは、メモ帳を常に携帯しておくことです。
ひらめきは突然やってきては、突然去っていきます。
だからすぐにメモする必要があるのです。
もしかしたら、そのひらめきは自分が想像していたものとは違う取るに足りないものに見えるかもしれません。
そんな場合でも、メモすることを忘れないでください。
どんなに些細なつまらないアイデアでも全てメモするのです。
この段階はまだアイデアを取捨する段階ではありません。
あくまでも、ひらめいて記録することが大切なのです。
心の訓練⑤信頼できる人物に相談すること
最期の心の訓練になりますが、これが一番難しく多くの人がつまづく所かもしれません。
それは「アイデアを信頼できる人物に相談すること」です。
自分では気づかなかったことを、気づかせてもらえるチャンスを得るのです。
「こうすればもっといいんじゃないのか」とアイデアを展開していき、より良いアイデアに飛躍させます。
ここで注意すべきことは、良識ある信頼できる人物に相談するということです。
あなたの夢を応援していない人に相談してしまっては、もしかすると、せっかく芽吹いたアイデアを踏み消してしまう可能性があります。
逆にあなたの夢を一緒になって応援してくれる人であれば、きっとアイデアをさらに良いものへと成長させてくれるでしょう。
まとめ
以上が『アイデアのつくり方』から学ぶ、アイデアを得る方法でした。
何かひらめきたい人は、今回の内容を意識して行動してみてください。
最期までお読みいただきありがとうございました(^O^)