みなさん、こんにちは。わらびです。いつも記事をお読みいただきありがとうございます。
わたしもそうなのですが、人は何かと真実を求めたがる生き物だと思います。
そして、インターネットには、「これが真実だ」と物事を断定的に判断している投稿が溢れています。
何を信じるかは人の自由ですから、そのことについて私がとやかく言うつもりはありませんが、冷静に考えると、この世に真実だと言い切れるものは何一つないのではないかと、いつも思います。
善悪だって、立場や見方しだいで変わります。
人だって変わります。
わたしは、世界は不確かなもので溢れていると思います。
何かについて「これが真実だ」と決めつけてしまえば、それで終わってしまい、そのものが持つ可能性を奪ってしまうと思います。
それに、本当にそれが真実なのかは分からないのです。
それなら、決めつけない方がよっぽど良いと思うのです。
「絶対に真実」とか「絶対に嘘」と、白か黒かという二元論的な解釈をするのではなく、「真実ではないとはいえない」という可能性をもたせる解釈をする方が、自分の人生にとって良いのではないかと思います。
そうした方が、自分の世界を広げられる可能性があるからです。
「わたしにはこれは向いていない」と決めつけてしまえば、それで終わりです。
けれど「わたしに向いていないとは言えないかもしれない」と解釈すれば、やってみる可能性が生まれます。
やってみて本当に向いていないなら、すぐに止めればいいのですし、もしかしたら、本当は自分に向いていたことが判明するかもしれません。
もし、実は向いていたとしたら、「向いていない」と決めつけ芽を摘んでしまった人生はとても勿体ないことです。
白か黒かハッキリさせたい気持ちは分かります。
ハッキリさせた方が、考えやすいからです。人間は分からないままでいることが苦手なのです。(これは脳の仕組みがそうさせているそうです)
けれど、人生を豊かにするためには「真実だ」と言い切らない姿勢でいる方が、可能性に満ちているという意味で良いのではないかと思います。
「真実だ」と「嘘だ」と断定するのではなく、「真実でないとはいえない」という姿勢で生きることを心掛けたいものです。
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。