独創的な人から学ぶクリエイティブでいるための方法

シェアする

もるもる君
もるもる君
ア・・・アイデアが~・・・
わらび君
わらび君
今回はアイデアに困っているもるもる君必見の内容だよ~
ted-talks

TEDで面白い内容の講演があったので、時間が無い人の為に要点だけを紹介します。

組織心理学者Adam Grant(アダム・グラント)による「The surprising habits of original thinkers(独創的な人の驚くべき習慣)」という講演です。

この講演では、よいアイデアを生み出し続ける独創的な人には共通するある習慣があり、その習慣とは何かを明らかにしています。

その習慣とは「先延ばしにする」ことです。

常に新しいアイデアを生み出し続ける独創的な偉人たちの特徴は「物事には素早く着手するものの、仕上げに時間がかかる」ことです。

なぜ仕上げに時間がかかるのか?それは仕上げるのを「先延ばし」にしているからです。

「先延ばし」がアイデアにもたらす良い効果は「マインスイーパー」の実験で明らかになっています。

参加者に新規事業のアイデアを生み出す課題を与え、第三者にその内容を読んでもらい、アイデアの独創性と有用性を評価してもらうという実験内容です。

このとき、参加者の一部はタスクにすぐ取りかかるよう指示し、他はマインスイーパーを5~10分やらせて課題を先延ばしにさせました。

するとマインスイーパーをしてタスクを先延ばししたグループの方が、そうでないグループよりも16%創造性に優れていたのです。

つまり、マインスイーパーをして課題に取り組むことを先延ばしにしている間に頭の片隅ではよいアイデアが育っていたのです。

君が先延ばしと呼ぶものを、私は思考と呼ぶ。

アーロン・ソーキン: 脚本家、映画監督

「先延ばし」している間にライバルに一番乗りの座を取られてしまうことは問題ないのか?という疑問も沸いてきますが、先行者利益はもはや都市伝説であることが最近の調査から分かっています。

というのも、50を超える製品カテゴリーを調査した有名な研究で、先行企業の失敗率は47%であるのに対し、後発企業の失敗率は8%にとどまっていることが分かっているのです。

ゼロからアイデアを生み出すよりも、既存のアイデアをより優れたアイデアに練り直す方がはるかに労力がかからず安全なのです。

今までにない新しいアイデアを思いつき、それを公の場で披露することは勇気がいります。

だから、ほとんどの人は何かアイデアを思いついても心の奥底にしまったままにしてしまいます。

けれど、アイデアを披露することが怖いのは独創的な人たちも同じです。

それでは、独創的な偉人と私たちは何が違うのでしょうか?

答えは、独創的な人たちはアイデアを馬鹿にされる恐怖よりも「挑戦し損ねる」ことを最も恐れているのです。

ここが、大きな違いです。

何かアイデアを思いついたとき、そのことについて疑いが浮かぶことがありますが、この”疑い”には2種類あります。

”自己への懐疑””アイデアへの懐疑”です。

自己への懐疑は思考をマヒさせて、動きを止めてしまいますが、アイデアへの懐疑は力を与え、挑戦や実験、そして洗練へと自らを駆り立ててくれます。

だから、何か新しいことを思いついても決して「自分はダメかもしれない」と思ってはいけません。

「自分はダメだ」と思う代わりに「このアイデアは本当に良いアイデアだろうか?」と思って、アイデアをさらに洗練させましょう。

実際、独創的な偉人たちは数多くの駄作を生み出しています。

少数の良いアイデアを生むためには、多数のまずいアイデアが必要なことを忘れないでください。

ここでもう一つ面白い実験結果を紹介します。

それは、FirefoxとChromeの利用者の方がInternet ExplorerとSafariの利用者よりもはるかに優秀であると証明されたのです。

それはどうしてでしょうか?

答えの鍵は、Internet ExplorerとSafariは元々パソコンにインストールされていることにあります。

FirefoxとChromeを利用するためには、初期設定を疑い、何か他の選択肢がないか調べてダウンロードしなければなりません。

つまり、FirefoxとChromeの利用者とは自ら率先して、既存のものを疑い、より良い選択肢を探す人々なのです。

この行動習慣が、仕事の成果や貢献度を上げることにつながっているのです。

だから、あらゆる物事に疑問を抱くようにしましょう。

既存のものを疑うことで、それまでに何度も見てきたものが、ある時突然新たな視点で見えてくることがあります。

そして、ここにアイデアが隠されているのです。

既存のものに納得せず、日頃から疑問を抱くこと。

アイデアが思いついたらすぐ着手しつつも、仕上げには適度に先延ばししつつある程度時間をかけアイデアを洗練させること。

ここに、クリエイティブな人物であるための秘訣があるのです。(終)

以上が講演の要点になります。

”先延ばし”というと悪いイメージを持っていたので、こんな効果があると知って驚きました。

実際の講演も素晴らしいので、興味を持った方は是非ビデオも見てみてください。

「The surprising habits of original thinkers(独創的な人の驚くべき習慣)」クリックするとYouTubeで視聴できます。

もるもる君
もるもる君
ボクいつも伸びてるんだけどな~アイデアはさっぱり・・・
わらび君
わらび君
その”のび”とは意味が違うよ・・・
ツイッターをフォローする
スポンサーリンク

シェアする

フォローする