わらびです。
今回は『あなたと宇宙とあなたの使命』という本に書いてあった「2ドルコメント」という考え方が面白かったので皆さんにも紹介します。
あなたと宇宙とあなたの使命~潜在意識は知っている~
2ドルコメントとは、ある国際機関が「マイナスのエネルギーを一切作らない」という目的で実施している取り組みです。
2ドルコメントに該当する言葉を発したら、実際に2ドル(日本円で言えば200円くらい)の罰金を払うというもの。
では、どういった発言が2ドルコメントに該当するのかというと・・・
1.不満、愚痴
2.批判、悪口
3.言い訳、弁解
4.後悔
5.正論の押し付け
6.あらゆる否定的なコメント
7.未来への根拠のない不安
以上になります。
なんだかいっぱいありますね。
でも、なんとなくは分かるけれど具体的に”不満”ってなんだろうって気になったりしませんか?
私はこれら7つについて考えれば考える程、少し混乱してきたので辞書で一つ一つ言葉を調べてみました。
2ドルコメントに該当する言葉を辞書でチェック!
1.不満、愚痴
【不満】
広辞苑より
心に満たないこと。満足しないこと。
【愚痴】
広辞苑より
言っても仕方のないことを言って嘆くこと。また、その言葉。
満足していないことを発言すると、不満・愚痴に該当するようです。
「もうちょっと欲しいなぁ」とか「どうして〇〇じゃないんだろう」とかがこれに当てはまります。
2.批判、悪口
【批判】
広辞苑より
①物事の真偽や善悪を批評し判定すること。
②人物・行為・判断・学説・作品などの価値・能力。正当性・妥当性などを評価すること。否定的内容のものをいう場合が多い。
【悪口】
広辞苑より
人を悪く言うこと。また、その言葉。
物事や人に対して悪い評価をすることが批判・悪口に該当するようです。
「この映画はつまらなかった」「あの人はここがダメ」「これは使いにくいからイマイチ」などが当てはまります。
3.言い訳、弁解
【言い訳】
広辞苑より
過ちを謝するため、事情・理由を説明すること。
【弁解】
広辞苑より
言い訳をすること。
言い訳と弁解は同じと考えてよさそうです。
ようするに、「ごめんなさい。すみません」以外の全ての付け足しですね。
例え正当な理由があったとしても、間違ったのは事実なのだから、ただ謝りなさいということでしょう。
「すみません。でも~」「ごめんなさい。だけど~」などが当てはまります。
4.後悔
【後悔】
広辞苑より
前にした事を後になって悔いること。
「~しとけばよかった」「どうしてあの時〇〇しなかったんだろう」などですね。
5.正論の押し付け
【正論】
広辞苑より
道理にかなった議論。
【押し付ける】
広辞苑より
仕事や責任を無理に引き受けさせる。
正論は道理にかなった議論ですが、それを無理に相手に理解させるのはダメということです。
「こうするべき」「これが常識だから」「みんなやってる」などは全部正論の押し付けに該当します。
6.あらゆる否定的なコメント
【否定】
広辞苑より
そうでないと打ち消すこと。(価値などを)認めないこと。
【否定的】
広辞苑より
賛成できない考えでいること。否定する内容であること。
”あらゆる”と付いていることに本気度を感じます。
「美味しくない」「面白くない」「イマイチ」などなど、”あらゆる”否定的な発言が含まれます。
7.未来への根拠のない不安
【不安】
広辞苑より
安心のできないこと。気がかりなさま。心配。
ようするに心配していることを発言したらダメということですね。
「どうしよう」「本当にうまくいくのかなぁ」「やっぱりダメかもしれない」などが当てはまります。
それってほとんど全部じゃない?!
2ドルコメントについて深く考えてみると、ほとんど全ての否定的な発言が該当することが分かり、「それって何も言えなくなるのでは?!」という結論に達しました。
けれど、確かにここまでやれば「マイナスのエネルギーは一切発生しない」だろうと思います。
「じゃあ、何も言えないじゃん!」と一瞬は思ってしまいますが、よくよく考えてみれば、これらの2ドルコメントに該当する言葉は人生にとって必須ではありません。
何故なら、否定的な言葉の持つエネルギーは、それを発した本人に最も影響を与えるからです。
たとえ本当にその映画の内容がつまらなかったとしても「つまらなかった」と実際に言ってしまえば、「つまらない」という言葉が持つ負のエネルギーを自分が一番受けます。
だったら言わない方が全然マシ。
「でも真面目な否定的なコメントを一切言わなかったら、ちょっと会話のバリエーションも少なくならない?」と思ったりもしますが、そもそもそんな負のエネルギーが発生する会話はする必要がないし、しない方がその人たちのためなんです。
だって、実際に駄作と感じる映画を観たとしても、自分たちが「面白くなかった」と呟いたところで、もうその映画はどうしようもないし、意味がない。
それに、善も悪もないという考え方からすれば、「面白くない」根拠なんか存在しない。
自分たちで勝手に決めつけているだけ。
ようするに、全部ぜ~んぶ、人がそれぞれに持っている色眼鏡で見ているだけなんです。
だ・か・ら、そんな負のエネルギーの影響を受ける言葉を発するなんて、ハッキリ言って損しかない。
そしてだからこそ、正のエネルギーの影響を持つ言葉だけを発することが、いかに自分に良いことかが分かると思います。
そういう意味で「2ドルコメント」という考え方は徹底的なんです。
2ドルコメントを言ってしまった時は、200円を貯金するというのも面白いかもしれませんね。
油断してたらあっという間に貯金箱がいっぱいになったりして(笑)(それはそれで嬉しいかも?)
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは~。
2ドルコメントと似ている五戒(ごかい)についての記事もあるので興味のある方は是非コチラ↓もご覧ください。