美味しい魚料理は、鮮度の良い魚から!
丸のままの魚をお刺身にして食べる場合などは特に、魚の鮮度が重要です。
鮮度が悪い魚は、美味しくないだけでなく、食中毒の危険もあります。
今回は、鮮度の良い魚の見分け方・買い方を紹介します。
鮮度の良い魚・美味しい魚の買い方
丸のままの魚を買う
魚といっても、丸のままのもの、柵になっているもの、切り身になっているもの、刺身になっているもの、などいろいろありますが、一番鮮度の良い魚は丸のままのものです。
なので、なるべく丸のままの魚を購入するようにしましょう。
スーパーで購入する場合は、氷の上などに並べられている対面コーナーのものを選ぶと間違いありません。
朝一番に買う
購入する時間は、やっぱり朝が一番理想です。
良い状態の魚は、お店が開店してから、どんどん売れていきます。
お店によっては、お昼に行くと既に対面コーナーには何も並べられていないということもあります。
なので良い魚を買いたいときは、なるべく朝一番に買いに行くようにしましょう。
美味しい魚を売っているお店を見つける
お店によっても良い魚の品揃えが多いお店と、そうでないお店があるので、良い魚が売られているお店を見つけておくようにしましょう。
港や市場に近いお店は、良いお魚がそろっていることが多いです。
なるべく旬の魚を選ぶ
野菜にも旬の野菜があるように、魚にも旬があります。
同じ魚でも、旬の時期のものと、そうでない時期のものでは、身の締まり具合や脂のノリが違います。
なので、旬の魚を選ぶことも美味しい魚を選ぶことにつながります。
鮮度の良い魚の見分け方
全体的に綺麗な魚
まず、全体を見て綺麗な魚を選びましょう。
見て綺麗だと思う魚は、新鮮であることが多いです。
綺麗なだけでなく、ウロコが剥がれていないものは、より新鮮な証なので、ウロコの状態もよく見てみるといいでしょう。
目が透き通っているか
鮮度の良い魚は目が活き活きしています。
目が活き活きしているとは、目が濁っておらず、透き通っている状態です。
「まるでさっきまで生きていたみたい」と思うような魚を選びましょう。
目や身に弾力があるもの
新鮮な魚は目や身に弾力があります。
身を軽く押してみてハリを感じる魚を選びましょう。
また、魚は内蔵から傷みます。内蔵が傷んだ魚のお腹は触ってみるとブヨブヨしています。
なのでお腹を触ってみて硬い魚は、鮮度の良い魚の証です。
エラが鮮やかな赤であるもの
エラを確認できるようならエラの色も見てみましょう。
エラブタを指で持ち上げて、中のエラが鮮明な赤やピンクの魚は鮮度の良い魚です。
鮮度が悪くなると、このエラが茶色や黒っぽい色に変色していきます。
くさくないか
魚は臭いイメージがありますが、新鮮な魚はそんなに臭くありません。
魚の鮮度が落ちてくるにつれ、臭いがキツくなってきます。
エラや胸ビレが身にピッタリくっついているもの
エラや胸ビレが身にピッタリくっついているものは良い状態の魚であることが多いです。
悪い状態の魚はエラブタが開いていたり、胸ビレが身から浮いていたりします。
ただし、魚を運んでくるときに、魚同士が重なりクセがついてしまい、良い状態の魚なのに胸ビレが浮いてしまっているものもあるので、なるべく総合的に判断しましょう。
お尻がしまっているもの
内蔵が傷んでいると、お尻の部分がゆるくなってきます。
なるべくお尻がしまっているものを選びましょう。
締めた跡がついているもの
キチンと締められた跡が付いている魚は、良い状態のものが多いです。
頭が折られていたり、脳の部分に刺し傷があるのは、締められた証です。
ただ氷締めという締められ方の場合は、このような跡は見られませんので、やはりこれも総合的に判断しましょう。
ヌメリの多いもの
鮮度の良い魚はヌメリが多く、光沢があります。
イカの場合真っ白!じゃないもの
イカは白いイメージがありますが、本来イカは透明に近い色をしています。
イカは鮮度が落ちていくにつれ、透明→赤黒い色→真っ白というように色が変化していきます。
つまり、真っ白になっているイカは一番鮮度が落ちている状態なのです。
ただ一番新鮮な状態である”透明”なイカは、ほぼスーパーなどでは見かけることはありません。
なのでスーパーで購入するときは、なるべく白色ではなく茶色や赤黒っぽい色のイカを選びましょう。
新鮮な魚を新鮮な状態で持ち帰ろう
せっかく新鮮な魚を購入しても、家に持ち帰る時に傷めてしまっては、とても勿体ないです。
魚を購入した後は、氷を入れた袋を上からあてるなどして、速やかに帰宅し、なるべく新鮮な状態をキープして持ち帰りたいものです。
新鮮な魚をなるべく鮮度を落とさずに持ち帰るのにオススメなアイテム・・・それは保冷バッグです!
保冷剤をあらかじめ入れておけば、冷え冷えの状態をキープできます!
魚の鮮度は総合的に判断しよう
鮮度の良い魚の見分け方のポイントは、いろいろありますが大切なことはどれか一つの見分け方に頼るのではなく、”総合的に判断する”ということです。
例えば、魚によっては鮮度に関わらず、目が白く濁るものがあります。この場合は目は判断材料にできません。
こういう場合もあるので、なるべく総合的に判断することが大切なのです。
鮮度の良い魚を見分けられるようになるコツは、いろいろな魚を見ること。
例えば、朝一番に対面コーナーの氷の上に並べられている魚と、パック詰めされて閉店前まで売れ残っている魚では、明らかに見た目が違います。
なので、魚を買う予定のない日でも、魚コーナーに足を運ぶようにしていると、だんだんと良い状態の魚というものが、どういうものなのか分かるようになります。
つまり、良い魚を見つけられるようになるには、魚に興味を持つことが一番なのです。
それでは~。