脳は偶有性を求めている-偶有性とゲームと読書

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脳は偶有性を求めている―偶有性とゲームと読書

みなさん、こんにちわ😊

わらびです🍀

先日、茂木健一郎さんの『脳をやる気にさせるたった一つの習慣』という本を読み終わりました。

何故、この本を手に取ったのかというと「書けば願いが叶う科学的な理由」が説明されていたからです。

よくありますよね。「書くだけで願いが叶う~♪」「書いて願いを引き寄せる♪」みたいなハッピ~な本。

わたしはこの手の本に出会うたびに「どうして書かなければいけないのだろう」と疑問に思っていました。

「頭の中で思っているだけではダメなのだろうか🙄?」と。

その疑問について脳科学の見地から説明されていたので、面白いと思い読むことに決めたのです。

・・・と、ここまで言っておいて、残念ながら今回お話する内容は「何故書けば願いが叶うのか」という話ではありません。

もるもる君
もるもる君
ちがうのー!?
わらび君
わらび君
まさかの展開・・・

脳が面白いと感じる偶有性

今回みなさんにお話したい内容は、記事のタイトルにも書いたように「偶有性」についてです。

「書くと願いが叶う科学的な理由」について知りたくて読み進めていたのですが、途中で「偶有性」について書かれてあり、その内容がとても面白いと思ったのです。

偶有性とは、

確実なことと、不確実なことが半分ずつくらい混ざり合っている状態のこと、つまり「この先どうなるか分からない」という性質のこと。

人間の脳は、確実性と不確実性のバランスが取れている「偶有性」の状態こそ、楽しいものと感じるようになっていると書かれていました。

確実なことばかりでも面白くないし、逆に不確実なことばかりでも人はついていけなくなり興味を持たなくなるとのこと。

だから、奇抜なだけの商品は売れにくい。

売れる商品とは、多くの人が予想できる物でありつつ、いい意味で予想を裏切る性質を持ったものということになる。

これはドラマや映画も同じで、お決まりの展開がありつつ、たまには予想外の展開も起きる。こういった作品が人気になりやすいのは、脳がそもそも偶有性を楽しいと感じるものだから。

これを知って、「たしかに」と納得することがありました。

『Days Gone』が面白い理由

最近わたしは『Days Gone』というサバイバルゲームにハマっているのですが、このゲームが面白い理由、それは偶有性があるからです。

このゲームは、サバイバルアクションゲームですから素材集めが大切です。

素材を集めるために、車のボンネットやトランクをこじ開けると、大抵はスクラップや弾薬などの素材を手に入れることができます。

けれどたまに、中身が空っぽの時があるのです。

他にも、メインミッションを攻略するために目的地に向かっていたら、道中で別のイベントが発生したり、かと思えばずっと道をバイクで走っていても何もイベントが発生しなかったり。

晴れの日もあれば、雨の日もある。

敵の動きもワンパターンではなく、まさかの行動が度々ある。だからといって、全く予想できない動きではない。

お決まりの動きがありつつも、予想を裏切る動きもある。

『Days Gone』は、まさに確実性と不確実性がバランスよく存在していて、偶有性のあるゲームであり、だから面白いのかもしれないと思ったのでした。

「脳は偶有性のある状態こそ楽しいと感じる」この脳の性質を、ゲームの制作者の人は知っていて作ったのかは分かりませんが、それくらい偶有性を上手く表現してあるゲームだと思います。

サバイバルゲームが好きな方は是非やってみてください。オススメです😎

読書は多読

でも、一番面白いと思ったのは、「書くと夢が叶う科学的な理由」を知りたくてこの本を読んだのに、そのことよりも「偶有性」についての説明が、自分にとって大きな収穫だったということです。

本のタイトルが『脳をやる気にさせるたった一つの習慣』ではなく『偶有性とは』というものだったら、もしかしたら読んでいなかったかもしれません。

何故なら「偶有性」という言葉に初めて出会ったわたしにとって不確実すぎるからです。奇抜すぎる商品が売れないのと同じですね。

そう思うと、自分の興味が湧かないタイトルの本であっても、やっぱり読んでみた方がいいなぁ、と思いました。

本のタイトルは興味がないことでも、中には自分の興味を引く面白い内容が書かれているかもしれませんから。(そして往々にして、タイトルと書いてある内容が違う本は多い😣!とりあえず手に取ってもらうためにキャッチーなタイトルにしてある!)

でもこれって、本屋さんでちょこっと速読してみても分からないんですよね・・・😔

だから、一か八かで買って、時間を取って読まなければいけない。

読んでみたら「やっぱり面白くなかった😟!」となるかもしれないけれど(それがほとんどな気はする・・・)、たまには「読んでよかった😆!」と感動するような内容に出会うかもしれない。

その感動に出会うためには、ジャンルを問わず大量の読書が必要。

下手な鉄砲も数打てば当たる。もちろん、目利きが上手くなればそれが一番なのだけれど、それは完璧な方法じゃないような気がします。

何故なら人間は自分の主観から逃れられないからです。

読書の経験を積めば、ある程度は読むべき本とそうでない本の区別はつくようにはなります。

けれど、どうしても本を選ぶ段階で自分が理解できそうなものだけを選んでしまいがち。

でもその主観は、ものすごく狭くて、もったいない。まさに井の中の蛙🐸<ゲコゲコ

だから、自分の主観👓を出来るだけ意識して無視して、なんでもたくさん読んでみることがいいのかもしれない・・・。今回の読書を通してそう考えさせられました。

最初から面白くなさそうとか、理解できなさそうとか決めつけずに、なんでも前のめりになって読んでみる、そういう本の選び方をこれからはもっと意識した方がいいと感じました。

200ページある本の中の190ページが面白くなくても、10ページ感動する内容が書いてあったら、それは大きな収穫ですからね✨

そのためには、何にでも興味を持っていっぱい読も~💪

最後までお読みいただきありがとうございました😊

▼「書くと願いが叶う科学的な理由」が説明されています。そして何よりも「偶有性」についても♪

▼操作やシステムはちょっと複雑で、最初は何がなんだか分からず投げ出したくなるけれど(←一時期投げ出していた人😂)、慣れたら一気に世界観に引き込まれます♪偶有性に満ちた世界観が面白いです。

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