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「もしも時が巻き戻せたら」という誰もが一度は夢見た能力を主人公を通して手に入れてみたら、衝撃的な結末が待っていていろいろ考えさせられました。ここから先は壮大なネタバレを含みますので、まだプレイしたことがなくてやる可能性が少しでもあるなら読まないことをお勧めします。
でも、どういうゲームか気になる!という方はネタバレ無しの概要のみを紹介する記事も書いたのでそちらは安心して読んでいただけます↓
以下、ネタバレどんとこい!もしくは、ゲームをプレイする予定がない方はどうぞ!
目次
物語の始まり
ここから大まかなゲームの流れを書いていきますが、うろ覚えなので前後関係がごちゃごちゃしていると思います・・・。
「日常ヒーロー」のコンテストに出すための写真を撮らなければいけないマックスはトイレの事件により偶然にも「時間を巻き戻す能力」を手に入れてしまう。
ネイサン(クラスメイトの男子)が危険な人物だと知らせるために校長に申告するが、あまり信じてもらえない様子。
そればかりか警備員のデイビッド(実はクロエの義理の父)に目をつけられる。
そんな中マックスは偶然トイレの事件のときに救った青い髪の女性と再会する。
その女性はなんとマックスの幼なじみで親友のクロエだった。
クロエはマックスが突然連絡をしなくなったことに怒っているようで、再会直後の二人はなんとなく気まずい。
マックスの高校にはレイチェルアンバーという生徒がいるのだが、その生徒が6ヶ月前から行方不明となっている。
クロエはこのレイチェルと親友で行方不明の彼女を見つけだそうとしていた。
マックスは、クロエに時間が巻き戻せる能力を持っていることを打ち明け、この能力を使ってレイチェルアンバーの失踪事件の真相を見つけだそうという流れに・・・。
ケイトを救えるか!?
クラスメイトのケイトがヒドイいじめにあっている。
あるパーティーに出たところ何者かに(ネイサン?)変な薬を飲まされておかしくなってしまったケイトの動画が勝手にSNS上に拡散されケイトは苦しみ泣いている。
ケイトを救うためにいろいろ証拠を集めていたマックスだったが・・・
ある日ケイトはいじめに耐えられず屋上から自殺しようと試みてしまう。
屋上の淵に立つケイト、それを地上から発見したマックスは時間を止める能力(疲れすぎていて巻き戻せない)を使いながらなんとかケイトを救うために屋上へ向かう。
屋上に辿り付くと、ケイトは顔に涙を浮かべて「私はもう全部終わらせたい」とマックスに言う。
ケイトは本気だ。
自殺をくい止めるために必死に説得する・・・
が!
選択肢を間違えたようでケイトは自殺を決心してしまう。
マックスも能力を使いすぎたせいで時間も巻き戻せない。
そしてケイトは屋上から飛び降りてしまった・・・・・・・・・・・・。
そしてそのまま物語が続いた。
ケイトは死んだのだ。
マックスはケイトを救えなかった。今後物語にケイトが登場することもない・・。(大きな分岐ポイント)
しかし!
私はケイトのことを本当に助けたかったのでチャプターをやり直した。
そしてなんとか正解の選択肢を選んでケイトの自殺を止めることに成功した。
どうしても、ケイトが自殺するのは嫌だった。
ケイトの自殺を防ぎ、マックスたちはレイチェル失踪事件を調査することに。
ネイサンが怪しいと睨んで事件を追うもののネイサンとの仲は険悪になりマックスには脅迫のメールまでくるように。
部屋に脅迫のラクガキをされたときはゲームながら自分もゾッとした。
もしかしてマックスが殺されちゃうエンド?なのかと・・・(そんなエンドはない)
過去を変えれば全て上手くいく?
調査をしている間にも能力を使ってクラスメイトがボールをぶつけられたりするのを防いだ。
また、ビクトリアの仲間?とも仲良くなったりしてネイサン以外とは順調な学校生活を送っていた。
クロエの実のお父さんはマックスと音信不通になっている間に交通事故で亡くなっており、そのことがきっかけでクロエは非行に走っているのだが、マックスはこの特殊な能力を使ってお父さんの交通事故を防ぐことに成功。
過去にタイムリープしているマックスは喜ぶ・・・。
そして現実の世界に戻ってクロエの家を訪ねることに。
過去を変えたことでクロエのお父さんは生きているはず・・・。
ドアが開かれるとそこにはクロエの実のお父さんが!(現実の世界のクロエの義理の父デイビッドはこの世界ではスクールバスの運転手)
やった!お父さんを救えた!そしてクロエを呼んでもらうと・・・・・・・
驚愕した・・・。
呼ばれて登場したクロエは電動の車いすに座っていてなにやらいろいろな装置につながれていた。
どうやら首から下がマヒしているようである。
私と同様唖然とするマックス・・・。
クロエの髪は青くなっておらず、話し方も丁寧。
とても現実の?不良になったクロエと同一人物だとは思えない。
話してみると、クロエの父の交通事故を防いだことで、お父さんからクロエは車を買ってもらい、一人で運転していたところ事故に遭いこのような状況になってしまったもよう・・・。
それでもみんな生きているのだからいいのでは?と思ったが、どうやらクロエの治療費は莫大でクロエ家の家計を圧迫しているよう。
クロエのお父さんもどことなく余裕がない。
しかし、それ以上にクロエは苦しんでいた。
なんと、クロエはこれ以上両親に迷惑をかけたくないから点滴の目盛りを一つだけ上にあげて自分を殺して欲しいと頼んできたのだ。
ここでもクロエの頼みを聞くのか聞かないのか選択できるのだが、私は頼みを聞けなかった。
そしてクロエは「私の苦しみはわかってくれないのね」と険悪な雰囲気になり、この世界は正解ではないと思ったマックスは時間を巻き戻して、またもとの世界に戻すことにした。
つまり、クロエの父を助ければ、クロエが犠牲になる運命だったのだ。
この展開は全く想像していなかった。
過去を書き換えれば全て上手く行くという思いこみが崩れた瞬間だった。
レイチェル失踪事件の結末
そしてボルテックスパーティーに潜入したところレイチェル失踪事件の手がかりをつかむことに成功!その場所に行ってみると・・・
なんとレイチェルが埋められていた!
悲しみに泣き崩れるクロエ。マックスも言葉を失った。
レイチェルは何者かに殺されていたのだ。
レイチェルの仇を必ず取ると怒ったクロエはさらにマックスと共に調査を続ける。
そうしていたらネイサンから怪しげなメールが!
今度こそ事件に決着を着けられるとメールで記された場所?に意気込んで向かった二人。
メールで記された場所にたどり着いた二人だが、いきなりクロエはある男にあっけなく射殺されてしまう。
そして、マックスも巻き戻そうとする前に何かの注射を刺されて気を失ってしまう。
ある男・・・・・・・
それはマックスのクラスの教師、ジェファソン先生だった!
これ本当に気がつきませんでした・・・。
まさかジェファソンが悪者だったなんて!
完全にわき役としか思っていなかったので本当にビックリしました・・・。
黒幕ジェファソンー全ての謎が解けた時
気がつくとマックスはジェファソンによってイスに固定されており、身動きが取れない状態に。
レイチェルアンバーを殺したのも、ケイトの件もすべてジェファソンの仕業だったのだ。
しかもこの二人以外にもたくさんの被害者が!
ジェファソンは特殊な薬をモデルに注射することによって「モデルが弱っていく姿を撮影するのが好きだ」という異常者だったのだ。怖い!!
レイチェルは直接的にはネイサンのせいだが、結局ネイサンもジェファソンに踊らされていた。そしてネイサンもジェファソンに殺されている。
ジェファソンはネイサンを自分のおとりにしていたのだった。完全に私も騙されていた!!
マックスはジェファソンを信じていたのに裏切られ、怒りマックス(ダジャレ?)の状態になっていたが、私も怒っていた!
でも身動きが取れなくて、ゲームなのに私も怖かった。
それだけ、ジェファソン先生のキャラがよく作られていた。
なんとか策をめぐらせ、最悪の事態を抜けだし無事ジェファソンを逮捕することに成功。
クロエも救うことができた。
そしてめでたしめでたし・・・・
となるかと思うと今度は大きな竜巻がアルカディアベイに向かっていた。
マックスは「日常ヒーローコンテスト」で優勝し写真家デビューの人生も選ぶことはできたが、それは捨てクロエを助ける選択肢を選ぶ。
巨大な竜巻と、それ以上の選択肢
竜巻の進路から灯台が外れていることに気づき二人は灯台へ向かうが途中マックスは気を失ってしまう。
マックスが気を失っていると、その世界は悪夢の世界だった。
その世界ではたくさんの町の人、そしてクラスメイト達がマックスに向かって様々な言葉をかけてくる。
「さんざん助けてくれたのに、最後の最後で見捨てるんだ」
「どうせ見殺しにするなら、あのとき自殺を止めないでよ」というケイト。
「お願い助けて!私まだ生きたいの!」と言うビクトリア(マックスのクラスメイト。悪い人ではない)。
そして、「能力を使って八方美人だ。あなたはただの自己中だ。」と言うもう一人のマックス。
他にも、「そっちの世界のクロエは幸せかもしれないけど。こっちの世界の私はアンタのせいで不幸だよ」と言う車いす世界のクロエからメールが届いたり・・・。
どうして、みんなそんなことを言ってくるのか分からないままマックスは目を覚ます。
そこは灯台だった。
巨大な竜巻は町に着々と向かっている。どうすればいいのか分からない。
マックスは自分のせいだとクロエに言う。
自分が巻き戻す能力を使いすぎたから世界がおかしなことになって竜巻を呼んだんだと・・・。
クロエは「それは違う!」とマックスを庇ったが・・・・・
実はクロエ自身が本当は死ぬ運命になっているのではないかとマックスに主張。
本当は自分は死ぬ運命だから、マックスが何度時間を巻き戻しても「首から下が動かせない事故にあったり(結局死を望む)」「線路で列車に引かれそうになったり」「ジェファソンに殺されたり」するんじゃないかと・・・。
その本来の運命を無理に能力で変えようとするから、竜巻が起きているんだとクロエは主張する。
それに加えて、こんなクズみたいな自分より価値のある人が生き残るべきだと言った上で、マックスがどっちを選んでも間違いはないし自分に悔いもないと主張・・・。
そして最後の選択肢
「アルカディアベイを犠牲にする or クロエを犠牲にする」
ってウソーーーーーーー!!
なにこの選択肢って思った。
選べるわけないじゃんって!!
つまるところ一人を取るか百人を取るかみたいな話・・・。
それで、私は町を犠牲にするを選んだ。
すると町が竜巻に飲み込まれていく映像が流れる。
後日、崩壊した町を車で走っているマックスとクロエ。
マックスは自分の選択があっていたのか少し悩んでいる?ような表情。
それをクロエがなぐさめる。
するとマックスも少し納得した?させた?ような顔をしてエンディング・・・。
このエンディングが微妙だったので、クロエを犠牲にするを選んでみた。
悩んだ末、「クロエごめんね」と泣きながら2人は抱き合い、マックスは物語の始まりだったトイレの事件まで写真から時間を巻き戻すことに。
今までの思い出がたくさん消えていく。そして時間が巻き戻されマックスは再びトイレの奥に身を潜める。
そして、クロエが撃たれる。
これが本来の二人の運命だった。
クロエが殺されたことで、ケイトの自殺事件も起こらず、ジェファソンも逮捕され、すんなりことが進んでいく。
そして、竜巻もこなかった。
クロエの葬式にマックスが参加しているところ青い蝶が棺に止まり、それを見たマックスが少し微笑みエンディング・・・。(青い蝶=クロエってこと?)
エンディング後の感想
う~ん・・・どっちのエンディングも見て、なんとなく「クロエ犠牲ルート」が正式なルートっぽいけど私は「町を犠牲にする」の終わり方の方がしっくりきました。
だって、今までクロエを救う為に一貫した行動をとってきたのに最後の最後で犠牲にしちゃ今までの意味がないと思ったのです。
それにクロエはただの友人ではなく、実際にマックスを助けてくれたり、共に困難を乗り越えてきた仲です。やっぱり犠牲にできませんでした。
それで、あの悪夢シーンの意味が分かったのです。
最終的には町のみんなを犠牲にする選択肢を選ぶのに、それまではみんなを救うための行動をとってきたマックス(=自分)の行動が・・・
矛盾しているではないかと。
実際、私も主人公のマックスと同様この能力を使えばみんなのヒーローになれると思っていました。
でも世界がおかしなことになっていって最終的には親友を救うために「町を犠牲にした」。
なんか矛盾しているなぁと思いました。
人数が全てではないけれど、一人の命を救うために多分何百何千人の人の命を犠牲にすることを選んでしまって、正義ってなんなんだろうと考えさせられました。
オマケ
このゲームを大いに盛り上げてくれたのは映像やBGMもそうですが、何と言ってもキャラクターだと思いました!特にジェファソン!!
悪役が上手い映画は面白いのと同じで、キャラの設定がしっかりしていてすごかったです。吹き替えを担当した方も本当にすごい!!
時間は巻き戻せない方がある意味幸せなのかもしれない
このゲームを終えて私が思ったことは人は「時間を巻き戻せない方が幸せなんじゃないか」ということです。
例え、このゲームのように巻き戻し能力を使うことで世の中がおかしくなったりしないとしても、もし巻き戻せたら一体「どの選択肢が正しいのか」永遠に迷うことになると思うのです。
巻き戻せるが故に永遠に悩む。
逆説的ですが、現実は巻き戻せないからあきらめることができ、前に進み続けることができると思うのです。(中には過去にすがって動けなくなってしまう人もいますが・・・。)
巻き戻せないから、「この選択でよかった」と思うことができます。
でも、もし巻き戻せたらいろんな選択肢を試して、でも結局大きな結果は後にならないと分からないから動き出せないのです。
マックスも巻き戻せる能力を持っているからこそ、「クロエ犠牲ルート」を選んだ場合、助けられるのに助けなかったという後悔?は少なからず残ります。
でも、もし最初から巻き戻す能力をもっていなかったら、そもそもあの青い髪の女性がクロエだと知ることもなかったかもしれませんし、仮に新聞で知ったとしてもあきらめるしかありません。
「なんとか救えたかもしれない」と泣き悩むかもしれませんが、現実どうしようもないので前に進むことしか選択できないのです。
だから、選ばなくていいぶん逆に幸せだと思います。
このゲームと違って現実は巻き戻せません。
なので自分の選択には責任を持たないといけないという見方もできますが、見方を変えれば大胆な選択肢をとってもいいと思うのです。
だって巻き戻せませんから。
そして、どんな結果になっても「これが一番自分にはいい選択肢だったんだ」と決めて、前に前に進んでいくことの大切さをこのゲームは教えてくれたのではないでしょうか。
公式ページライフイズストレンジ
今はライフイズストレンジの2的な立ち位置である、「ライフイズストレンジ ビフォア ザ ストーム」が発売されていますね。
今回の主役はクロエとのことなのでどんな内容か気になります。
まとめ
いかがでしたか?
ライフイズストレンジはプレイした後も記憶に残る本当に素晴らしい作品でした。
それだけ完成度も高いですし、実際ゲームの世界に引き込まれます。
たくさんの人に遊んで欲しいゲームです。