ファミコン バレーボール・・・なんとか勝てたけれど・・・

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最新のゲームに比べて昔のゲームは断然難しい。

そして特に難しいゲームの宝庫がファミコン。

最新のゲームはほとんど誰でもクリアすることができるものだけれど、ファミコンのゲームはそうじゃない。

基本的にテクニックがなければクリアできないようになっている。

ある日私が何気なくやってみたバレーボールもそうだった。

ファミコンバレーボール1

まず初めに女子リーグか男子リーグを選ぶ。

最初はよく分からないので、なんとなく女子リーグを選択。

次に対戦国を選ぶ。

ファミコンバレーボール2

いろんな国旗がならんでいるけれど、これもなんとなくアメリカを選択。

ちなみに自分が操作する国は日本。

いよいよ試合開始。

使うボタンは十時キーとAボタン、Bボタンだけ。

これもよく分からないから適当に押してみると、ちゃんとバレーになっている!

ファミコンバレーボール3

けれど、強い!!

強烈なアッタクが飛んできて為すすべもなく点が取られていく。

自分がやっとのことでまぐれアタックをしても、しっかり返されてしまう。

やっぱりファミコンのゲームだからこんなに難しいのかな?という疑問がわいているうちに完敗。

もしかしたら国によって強さが違うのかも、と思い調べてみるとやっぱりそうだった。

ちなみに対戦相手の強さは①ソ連②中国③アメリカ④キューバ⑤ブラジル⑥韓国⑦チュニジア

つまり3番目に強い対戦相手を選んでいたということ。

(男子リーグは女子リーグよりボールのスピードが速くなって難易度が上がるので、なんとなく女子リーグを選択したのは正しかった。)

あぁ、だからものすごく強かったのかと少し安心して、一番簡単なチュニジアを選択して再チャレンジ。

チュニジアはアメリカと違って、強烈なアッタクが飛んでくることもなく、自分がアタックするとそのまま点を取れることが多く、とても簡単だった。

なにより、チュニジアは自分でミスをしてくれる。

レシーブをするときに、ボールが高く上がらずそのまま自分のコートに落としてしまうのだ。

私はこのチュニジアの謎のミスを”吸収技”と呼ぶことにした。

まるでボールの持つエネルギーを腕に全部吸収してしまっているようにみえるからだ。

ファミコンバレーボール4

そうして、強烈なアッタクがないこと、こちらがアタックすれば大抵決まること、吸収技を披露してくれることのおかげで楽に勝つことができた。

チュニジアに勝って自信がついた私は、次の難易度である韓国と対戦することにした。

全部で7カ国あって6番目の難易度なんだからこれも楽に勝てるにちがいないと思った。

けれど試合を開始してみると、その予想は大間違いだということに気づく。

まずアタックしても返されてしまう!

それに普通にアタックしても高確率でブロックされてしまい、そのブロックにより点を取られてしまう。

そしてなにより、吸収技を披露してくれない!!

そうして初めての韓国戦は呆気なく負けに終わった。

これがチュニジアの次の難易度なの?

ようするに私はチュニジアが吸収技を披露してくれたおかげで勝つことができたのであって、あの吸収技がなかったら勝つことができなかったということ?

チュニジアは私にわざと勝たせてくれたということ?

という謎の疑問がわきおこり、納得いかなかった私は用意されているトレーニングモードで基礎を身につけることにした。

そして説明書を読み、AボタンとBボタンの使い分け、フェイントアタックも出来るようにした。

そうしてパワーアップした私の韓国戦二度目のチャレンジ。

このバレーボールはサーブ権のあるときにしかポイント獲得できない。

だからサーブ権のあるときは絶対に点を取りに行くつもりでないといけないし、逆に相手にサーブ権があるときは、絶対にミスできないという緊張感がある。

流石に、ちゃんとトレーニングモードで基礎を修得し、Aボタン、Bボタンの使い分け、ブロックの方法、フェイントアタックが出来るようになったおかげで、点が取れるようになった。

けれどゲームを進めていくうちに、私の思いがけない弱点が明らかに。

それは右コートになると、距離感がつかめないということ。

左コートのときは、ほとんどミスなく出来るのに、右コートになると途端に凡ミスが増えて、そのせいでほぼ確実に負けてしまう。

左コートのときは勝ち、右コートのときは負け・・・と繰り返しているうちに迎えた最終セット。

この時点で集中力はほぼ切れかけていた。

でもこの最終セットでミスなく終わることができれば・・・

最初は得意な左コートからスタート。

サーブとフェイントアタックで相手に点をほぼ取らせることなく、順調に進む。

よしこれなら余裕で勝てる!

と思っていたところで、なんとコートチェンジ。

当たり前のことなのだけれど、私はコートチェンジがあることを完全に忘れていた。

今まで右コートは全て落としてきたのに・・・。

でもここは踏ん張らねばと、なけなしの集中力をふりしぼったものの、やっぱり距離感が何故か掴めず、凡ミスを繰り返しあっという間に同点まで追いつかれてしまった。

いやだ!ここまできて負けたくない!と意地になったものの、ダメなものはダメで負けてしまった。

時間はどれくらいかかっていたのかはっきりは覚えていない。

けれど少なくとも2時間はやっていたはず・・・。

2時間以上かけて、私は負けた。

はっきり言って最悪の心境だった。

そうしてもう集中力は使い果たしたにもかかわらず、すぐに三度目の韓国戦にチャレンジ。

やっぱり左コートのときは調子がいい。

ほとんど相手に点を取らせることがない。

けれど右コートはやっぱりダメ。

集中力、気力がそもそも限界だったから、勝ち続けて早く終わらせたいところなのに、そうは出来ず、やっぱり最終セットへ。

左コートではほぼストレートで点をとり、コートチェンジ。

この苦手な右コートでなんとか点を取らないと絶対勝てない!

そうして試行錯誤していると、ギリギリで勝つことができた!

やったーーーーー!と本来は喜ぶところなのだけれど、全ての気力を使い果たした私は、コントローラーを置いて、しばらく無言でぐったりと横になっていた。

「な・・・なんとか・・・」という言葉がこの戦いのすべてを表していた。

6番目の難易度でこれなんて1番難しいソ連戦はどうなるのか・・・全く想像ができないし、想像したくない・・・。

韓国の次に強い国はブラジル。

けれどそれに挑戦する気は多分当分ない・・・。

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