アトピーは絶対自力で治せる―6年アトピーと闘った私が完治までに行った全てのこと

シェアする

はじめに:私のアトピー歴

私のアトピー歴は主な時期だけで6年です。

アトピーが発症してから完治して再発しなくなるまで6年かかりました。

今でも謎なのですが、アトピーの症状が出るのは必ず冬だけなんです。

12月~4月限定で、夏には一切症状がありませんでした・・・。

最初は膝の裏だけでしたが、足全体に広がり、完治するまでには頭から耳の中、顔、手、お尻、デリケートゾーンまでほぼ全身アトピーの症状が出ました。

アトピーによる浸出液が止まらず、ラップを巻いて外出していた時期もありました。

初期の段階で「これは何か変だ」と思った私は皮膚科に行きました。

皮膚科に行くと先生は、「もっと早く来なさい。でないと全身に広がるよ。」と言ってステロイド剤を処方してくれました。

言われた通りにステロイド剤を患部に塗ると、なんと1週間程ですっかり治ってしまいました。

あまりの呆気なさに、私は逆に怖さを感じました。

「もしかして、ステロイド剤を塗るのをやめたら、また悪化するのでは・・・」と。

実際ステロイド剤を塗るのをやめてみると、やっぱりあっという間にアトピーは元の状態に戻りました。

それを見て私は「ステロイド剤ではアトピーの根本的な原因は治せない。

これでは一生ステロイド剤に頼らないといけないかもしれない。

でも、それは嫌だ。

私は「ステロイド剤を使わずに根本からアトピーを完治させたい。」と思い、皮膚科に通うのをやめて、自力でアトピーを完治させるための道を選びました。

「アトピー ステロイド」とグーグルで検索すると、賛否両論たくさんの議論がヒットしますが、私は何もステロイド剤を否定しているわけではありません。

ステロイドに頼れば、あっという間にアトピーが治った”ような”状態になれます。

とても楽です。

ただし、私は怖かったのです。

でもこの怖さを感じるのは「脱ステ(脱ステロイド剤の略)」という言葉があることからも分かるように、私だけではないはずです。

今この記事を読んでいるあなたもステロイド剤に何か疑問があって、「自力で治せる方法はないのか」と思ってこの記事に辿り着いているのでしょう。

私も実際、アトピーだった頃はそれはもうたくさんのサイトを読み漁りました。

必死でした。

それで思い出すのが、そういうサイトって「食事療法だけでアトピーは治せる!」とか「運動でアトピーが治った!」とか「湿潤療法がなんとか」とか、一つの方法に的を絞ったものが多かったのですが、この記事ではそういう紹介の仕方はしません。

記事のタイトルにも書いてあるように、この記事では「私がアトピーを完治させるために行ったこと”すべて”」を紹介します。

だから、皆さんで自分に効果のありそうな方法を選ぶか、私と同じように全部順に試していって欲しいのです。

私は医者ではありません。

ですから、何がアトピーに効くのかは当然分からないんです。知識がないので。

実際完治した今でも、具体的に何が良かったのかは特定することはできません。

実感しても多分これが大きかったんじゃないかな~くらいです。

だから「○○だけで治った!」みたいな書き方はできないし、それは無責任だと思うんです。

私には乾燥させることがあっていても、ある人には湿潤させることがあっているかもしれないように、アトピーの完治方法も千差万別だと思います。

だから無責任に断定はできないんです。

ここで突然ですが、あなたは大数の法則を知っていますか?

大数の法則とは「1つ1つは予想が難しい物事も、それらが沢山寄せ集まると、全体としての振る舞いは安定する」というものです。

私は、アトピーのときにこの法則を知り、「それならアトピーが治りそうなこと全部やってみればいいんだ」と思い、いろいろ実践しました。

私たちは医者じゃないから何がどうダメなのか、原因を特定することはできませんが、効きそうな方法を全て試すことで確実に完治に近づきます。

効果が無かったり、逆に悪化した方法はすぐにやめて、次の方法を試す。

そうすることで、正しい答えを見つけていくのです。

私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。(エジソン)

それでは、早速私が実践した方法を一つずつ紹介していこうと思います。

全て私が6年間アトピーを完治させるまでに試行錯誤しながら実践してきたことです。

私は全て手探りの状態から行ってきたので、完治させるまでに6年かかってしまいましたが、この記事を読めば完治させるまでの期間をグッと縮めることができると信じています。

紹介するにあたって、長くなりそうなので(この時点で既に長い・・・)記事を複数に分けようかとも考えましたが、複雑になりそうだったのでやめました。

なのでかなりの長文になります。

ただ目次を設けたので、目次を読んで気になる箇所があったらクリックして、その項目に飛んでいけます。

一から全部じっくり読むことも、気になる所だけ読むこともできますので、お好きな方法でお読みください。

目次

水道水を毎日飲んでいる人は要注意!塩素断ちのススメ!!
入浴剤は塩・よもぎ・漢方どれがアトピーに効く?
温泉はアトピー治療に効果があるの?
ボディソープはやめよう
頭にアトピーが出来たときシャンプーはどうすればいいの?
湿潤療法vs乾燥 どっちがアトピーにいい?
アトピー完治は着る洋服選びも大切
アトピー持ちの人は座り方も見直そう
アトピーとハウスダスト 空気清浄機を置こう
アトピーに良い食べ物・悪い食べ物
運動はアトピーに良いの?
洗剤は気にするべき?
ストレスはアトピーを悪化させる
アトピーは掻いてもいいけど掻いても楽にはならない
アトピーの時の心の持ち方
アトピーが完治するまでの段階
【番外編】アトピーじゃない人に知って欲しいこと
最後に:今アトピーに苦しんでいる人へ

水道水を毎日飲んでいる人は要注意!塩素断ちのススメ!!

個人的に一番アトピー完治に効果があったのではないかと思っているものが塩素断ちです。

私は普段からかなりの量の水道水を飲んでいました。

特に浄水器もつけていませんでした。(今では考えられない・・・)

水道水には塩素が含まれています。

それを飲むということは、体内に塩素を取り込むということでもあります。

水道水に含まれている残留塩素濃度は地域によってバラつきがあり、私の住んでいる地域の残留塩素濃度より高い濃度の地域でシャワーを浴びたりすると、アトピーが一気に悪化したりしました。

それで気になって「塩素 アトピー」と調べてみると、残留塩素濃度と地域名(もしくは国名)ごとにシャワーを浴びたときのアトピーの症状の悪化具合を写真で比較している方のサイトを発見し、それを見て私は「これだ!」と確信しました。

それから私はすぐに、蛇口に「クリンスイ」を取り付け、シャワーヘッドは「イオニックCシャワー」に付け替えました。

クリンスイは残留塩素を含む「家庭用品品質表示法」対象13物質と、さらに「浄水器協会」で定められた除去対象2物質を取り除くことができます。

「イオニックCシャワー」はビタミンCを入れることで水道水に含まれる塩素を除去してくれます。

実際「 イオニックCシャワー 」のシャワーヘッドに付け替えると、それまでシャワーを浴びる時に感じていたピリピリ感がなくなりました。

入浴後も体が赤くなりません。

お湯をためる時はこのシャワーヘッドでためても良いですが、そうすると頻繁にビタミンCを追加しないといけなくなり面倒なので、直接ビタミンCをお湯に混ぜてあげると良いですよ。

私がいつも使っているビタミンC剤はコレ↓です。

イオニックCシャワーのビタミン剤が切れたときも、このビタミン剤で補充しています。

浄水器とシャワーヘッドこの二つを取り付けてから、アトピーは完治の方向に進んでいった気がします。

【ワンポイントアドバイス】

泊まりがけの旅行に行ったりする際には、このシャワーヘッドを持っていき、部屋のシャワーに取り付けられる場合は取り付けて入浴すると良いです。

お湯につかりたい場合はビタミンCをジップロックに入れておくとOK。

間違っても部屋の蛇口からそのまま水を飲んだりしないように!

▲目次に戻る

入浴剤は塩・よもぎ・生薬どれがアトピーに効く?

アトピーを治すために入浴剤もいろいろ試しました。

私が試したのは、塩とよもぎ、そして生薬です。

それで結論なのですが・・・どれもあまり実感できませんでした。

ただ、生薬に関してはなんか悪化したので、使いきる前にやめました。

ちなみに私が使ってみた生薬の入浴剤↓

ただ塩は少しヌルヌルして気持ち良いし、よもぎは良い香りがして楽しかったので、取り入れるだけ取り入れても良いと思います。

塩の入浴剤でオススメはコレ↓

よもぎはコレ↓

ですが、これはあくまでも私の例なので、人によっては生薬の入浴剤があっていることもあると思うので、いろいろ試してみてください。

個人的には入浴剤云々よりも、塩素断ちの項目でもお話したように、ビタミンCをお湯に入れて塩素を除去することの方が重要だと思います。

▲目次に戻る

温泉はアトピー治療に効果があるの?

入浴剤ときたら、気になるのは温泉療法ですね。

実際私もアトピーに効果があると謳っている温泉にけっこう通ったことがありました。

が!

実際は効果はどうだったんでしょう・・・。

私はいまいちこれも分かりませんでした。

それよりも血行が良くなりすぎるせいなのか、入浴後全身がピリピリするのが苦手でした。(悪化するとかではないです。)

ただ、温泉が好きな人は入浴するといいのではないかと思います。

やっぱり、お肌には良さそうですし。

▲目次に戻る

ボディソープはやめよう

詳しいことは知らないのですが、アトピーって皮膚のバリア機能が低下していることが原因の一つみたいです。

そして、このバリア機能の役目を果たしているのが皮脂なんだそうです。

この皮脂がアトピーの人には足りてないことが多いみたいです。

それでボディソープを使うと、ただでさえ足りてない皮脂を根こそぎ落としてしまうとのこと・・・。

私は、最初は患部が染みるからボディソープを使うのをやめたのですが、やめてからアトピーが回復するスピードが早かったような気がします。

ボディソープをやめるって勇気がいりそうですが、意外とそうでもありませんよ。

別にボディソープを使わないからって臭うことはありません。

無臭です。ただボディソープの良い香りが体からしなくなるだけです。

お湯だけでも体の汚れは十分落とせます。

夏はベタベタが残るとかそういうのもないです。

今、アトピーに困っている方は今日からでもボディソープ断ち始めてみることをオススメします。

▲目次に戻る

頭にアトピーが出来たときシャンプーはどうすればいいの?

アトピーが酷かった時、一時期は頭もジュクジュクしていました。

これも皮脂の落としすぎが原因?かと思ってシャンプーするのをやめようとも考えましたが(一回やってみた)、これは無理でした。

やっぱり頭が痒い!

それに調べてみると、頭にできるアトピーは皮脂が多すぎることが原因だったりすることもあるみたいで・・・一筋縄ではいきません。

だから、私は特に気にせず普通にシャンプーで洗っていました。

シャンプーも特別なものとかではなく普通にメリットです。

ジュクジュクしている部分はカサブタがあったりするので、なるべく触らないようにしていました。

これで治りました。

なので特別気にすることはないと思います。

▲目次に戻る

湿潤療法vs乾燥 どっちがアトピーにいい?

アトピーは湿潤させたがいいのか、乾燥させたがいいのか、という議論には終わりはありませんね(苦笑)

実際、私はどうしていたかというと、どっちも試しました。

どっちも試してみた結果、私には乾燥させるのがあっていたみたいです。

具体的には、アトピーになりたての頃はなんとなく湿潤させたほうが良いような気がしていたので湿潤療法を行っていました。

お風呂から上がった後に、馬油を塗ったりユースキンを塗ったり・・・。

でも、これだとなかなかカサブタができず一向に終わりが見えなかったので、ある時から乾燥療法に変えました。

入浴後も特に何もせずとにかく乾燥させる。

浸出液がヒドくて、そのままだと困る場合は患部にガーゼやタオルをあてていました。

当然乾燥してガビガビになって剥がれなくなります。

だからお風呂に入るときにお湯でふやかしてカサブタを剥がないように気を付けて交換していました。

湿潤療法から乾燥療法に変えてから、アトピーの回復は早くなりました。

それに乾燥させれば良いだけなので湿潤療法より楽でした。

なんていうか・・・自己治癒力に任せる感じです。

カサブタができて、勝手に治っていってくれます。

乾燥療法を行う際に注意して欲しいことが、「なるべく自分の体にあったガーゼを使う」ということです。

どういうわけか、ガーゼにもいろいろあるようで、自分にあっていないガーゼを使うと痒さがハンパなかったんです。

特に100円ショップのガーゼは自分には合わないものが多かったです・・・。

ただ、私的にオススメなのはガーゼよりもタオルです。

ガーゼだと浸出液が酷い場所はすぐ取り替えないといけなくなったり、ガーゼを貼るテープで皮膚が負けてしまったりして大変ですが、タオルはそういった心配がありません。

なのでタオルで対応できる箇所はガーゼではなくタオルで対処していました。

しかもダイソーの。

どういうわけか、ガーゼはダイソーのものだとダメなのにタオルはダイソーのものが自分に合っていたんです。

でも一番理想なのは何も当てないこと!

例えば足のアトピーの場合はマキシ丈のスカートを履くのがオススメです!(女性限定なのが残念ですが・・・)

これだと、人から見られることもなく乾燥させられます。

ということで、湿潤療法か乾燥療法だったら私は乾燥があっていました。

▲目次に戻る

アトピー完治は着る洋服選びも大切

アトピーは皮膚の病気です。

皮膚なんだから、皮膚に一日中触れている洋服選びは最重要項目と言ってもいいくらい大事なことです。

それで即見直して欲しいことが・・・。

それはパジャマです!

もしあなたが普段来ているパジャマがなんの変哲もない普通のパジャマなら即他のものに変えましょう!

ナイロン製とかポリウレタン製とかもってのほかです!!

変えるのです!

オーガニックコットンのパジャマに!!

これ変えるだけで全然違いますよ。

体がチクチクしません。

ちなみに私が購入したパジャマは無印良品のオーガニックコットンパジャマです。

別にアトピー完治に効果が無かったとしても、着心地はとても良いので、即購入することをオススメします。

パジャマの話はもういいとして・・・。

下着とか普段着とか、「なんかこれ着るとチクチクするな~」というものは全部見直してください。

例えばタイツとか!履くのやめましょう!

ストレッチタイプのジーンズとかもやめましょう!

全部できるだけ綿100%のものに変えましょう!!(そしてできればオーガニックコットン)

女性だったらそもそもズボンをやめて通気性の良いロングスカートにしましょう。

とにかく着る洋服選びは重要です。

▲目次に戻る

アトピー持ちの人は座り方も見直そう

今アナタはどういった座り方をしていますか?

正座?それとも体育座り?それともあぐらをかいている?足を組んでいる?

もっと簡単に言うと、汗の溜まる座り方をしていませんか?

私には乾燥療法があっていたので、それ前提でお話するんですけれど、汗の溜まる座り方をしているとアトピーが悪化しやすいんです。

だって汗が溜まるということは、乾燥できないから。

私はアトピーだった頃、痒くて痒くてたまらない時、ふと自分の座り方を見ると椅子の上で正座していたり体育座りしていたりすることが多いことに気が付きました。

それでその痒い部分って大抵汗かいてるんですよね。(膝の裏とか)

それに気が付いた私は、その日から座り方を見直しました。

足を組むのをやめたり、正座をするのを控えたり。

細かいことですが、地味にアトピーに影響していたりすると思うので、思い当たる方は座り方を見直してみることをオススメします。

▲目次に戻る

アトピーとハウスダスト 空気清浄機を置こう

アトピーの原因の一つにハウスダストがあるのですが、私も当時アトピーだった頃、ほこりっぽい所にいると痒くなることが多かったです。

なので私は空気清浄機を購入しました。↓コレ

なんか少し胡散臭いようなイメージもある空気清浄機ですが、実際これを設置してから私の場合は咳き込むことは少なくなりました。

痒くなる回数も減った・・・気がします。

一応アトピー改善に貢献してくれたとは感じているので、まだ設置していない方は試してみる価値はあると思います。

置いて損するものでもないので。

▲目次に戻る

アトピーに良い食べ物・悪い食べ物

アトピーは腸内環境が悪いのが原因とも言われていますので、腸内環境を良くするものが基本的にアトピーに良い食べ物だと言えます。

それで大まかにアトピーに良い食べ物と悪い食べ物をまとめると・・・

【アトピーに良い食べ物】
ヨーグルト、お味噌汁、ヤクルト、乳酸キャベツ、納豆、ぬか漬け、らっきょう漬け、キムチ

【アトピーに悪い食べ物】
アルコール、砂糖、揚げ物

大体こんな感じです。

つまりアトピーの時は、発酵食品をなるべく食べるようにしつつ、お酒・お菓子・ジュース・ジャンクフード等の砂糖、油脂を避けることを意識すればいいのです。

それで私はアトピー改善に向けて、ぬか漬けも始めましたし、自家製キムチ・自家製らっきょう漬け・乳酸キャベツ作りもしました。

今回は私が以前アトピーだった頃に作っていた、乳酸キャベツの作り方を紹介します。
らっきょう漬けに季節ですね。 スーパーに売ってあるらっきょう漬けには、添加物が入っていることが多いですが、自分で作れば無添加のらっきょう漬けが作れます。それに買うより安くて、美味しい!今回はそんな無添加らっきょう漬けの作り方を紹介します。
「手作りキムチを作ってみたいけど、作り方も分からないし難しそう!」そんな方の為に今回は白菜1/2個で作る手作りキムチの作り方を紹介します。比較的身近な素材や、どの家庭でもあるような道具しか使わないので手軽に出来ますが、味は本格的です!

さらに、料理に使うお砂糖を白砂糖からアトピーに良いと言われている?てん菜糖にも変えました。

これらを取り入れたことで本当に効果があったのかは、分かりませんが間違いなく健康には良いのでやって損はないと思います。

でも実際にアトピーの時にお酒(特にビール)やジュース(砂糖がいっぱい入っている系:例コーラ)、ポテトチップスを食べると即痒みを感じていました。

だから、きっと食べ物はアトピーにけっこう関係あると思います。

▲目次に戻る

運動はアトピーに良いの?

「運動だけでアトピーが治った!」なんて事例もあるくらい、アトピーと運動の関係はとても気になるものです。

それで、私も積極的に運動を取り入れてみました。

気になる結果ですが、私はアトピー改善に大いに効果があると思います。

アトピーが酷い時に運動をすると、体中がピリピリします。

そして汗を掻きます。

そのせいか運動後はアトピーの症状が悪化することが多いです・・・が!

どういうわけか、悪化すると治っていくスピードが速くなります。

「悪化して治るってどういうことよ」という声が聞こえてきそうですが、アトピーというものは右肩上がりに徐々に回復に向かっていくとういうよりも、悪化→改善→悪化→改善というものを繰り返すことで完治に近づくのではないかと私の経験では感じました。

実際どうなのかは分かりませんが、汗を掻くことで体の中の老廃物が出ていっているような感じです。

それに、思い切って汗を掻いてみるとけっこう気持ちいいですよ。

運動にはストレス発散効果もあるし、何よりアトピーに効果がある・ないに関わらず健康に良いのは間違いないので、普段運動不足の方は取り入れることをオススメします。

ちなみに私がアトピーのときに行っていた運動は主に踏み台昇降です。

踏み台昇降って地味なイメージですが(いや地味ですね・・・)、30分も続けるとけっこう汗掻きますよ。

映画観ながらでも出来るので、一石二鳥です。

暑くても、雨でも、室内なら関係なし!今回は室内で出来る有酸素運動をまとめてみました!

▲目次に戻る

洗剤は気にするべき?

「アトピーは皮膚の病気だから洋服を見直しましょう」と言っておきながら、私は洗剤についてはノータッチでした。

それでも私の場合は何も問題ありませんでした。

もしかしたら、洗剤にも気を使っていればもう少し早く完治できていたのかもしれませんが・・・。

▲目次に戻る

ストレスはアトピーを悪化させる

ここからは精神論的な話になりますが、アトピーとストレスの関係ってけっこう強いです。

都会での生活はストレスが溜まりやすいと聞きますが、都会から田舎に引っ越したことでアトピーがみるみる良くなったという事例もあります。

実際私がアトピーだったとき、ストレスを感じると痒くなりがちでした。

皆さんも痒みが酷いときに、それはどんな状況か、どんな気分か、注意深く観察してみてください。

多分ストレスを感じている場合が多いと思います。

だから、アトピーのときはなるべくストレスを感じるような出来事を避けることが大事です。

これを意識するだけでも、だいぶ楽になりますよ。

▲目次に戻る

アトピーは掻いてもいいけど掻いても楽にはならない

「アトピーは掻いてはダメだ」とか「掻いても良い」とか、いろいろ言われていますが、私は掻きたいなら掻いてもいいと思います。

だって痒いですし。

ただし、私の経験上掻いても楽にはなりません。

むしろ掻いたら悪化します。

運動して悪化するのは改善に向かいますが、掻きむしって悪化するのは改善には向かいません。

それは、せっかく治りかけている皮膚を傷つけてしまうからです。

私が完治するまでのアトピーの様子を思い出してみると、かゆい→ジュクジュク→かさぶた→少し治る→また痒い→ジュクジュク→かさぶた→さらに少し治る・・・の繰り返しでした。

重要なのは「かさぶた→少し治る」の部分です。

掻いてしまうと、このカサブタを剥いでしまったりするので、治るのが遅くなるんです。

だから、どうしても我慢できない場合は掻いてもいいですが、あまりオススメしません。

確かにアトピーの痒さはハンパないです。

とても我慢できるような痒さではありません。

ですが私は痒くて掻きたくなった時、「掻いてもいいけど、掻いてしまえば回復から遠ざかる。それに掻いたら余計痒くなる。」と自分に言い聞かせると、「掻いても楽にならないんだったら、掻くのやめよう」とだいぶ踏みとどまることが出来ました。

なので、皆さんも痒くなって掻きたくなった時は「掻いてもいいけど、掻いても楽にはならない」という言葉を思い出してみてください。

▲目次に戻る

アトピーの時の心の持ち方

アトピーって本当に辛い病気ですから、思考もネガティブになりがちです。

あまりに痒すぎて、痛すぎて、一日中アトピーのことしか考えられなくなり頭がどうにかなりそうですよね。

でも、この「一日中アトピーのことしか考えられなくなる」というのが一番避けたい状態です。

何故なら、アトピーのことを考えれば考える程、余計に痒くなってしまうからです。

「いや違う!痒いからどうしても考えてしまうんだ!」

その気持ち、本当に分かります。

私もそうでした。

ですが、絶対アトピーのことは考えてはいけないんです。

私がアトピーだった時に意識して、痒みを感じる時と、感じない時を観察してみました。

すると、痒みを感じる時は「ストレスを感じている時・退屈な時」でした。

逆に、痒みを感じない時は「何かに夢中になっている時」だったのです。

これに気付いた私は、意識して常に何か夢中になれることをやるようにしました。

例えば、運動したり、真剣に誰かの話を聞いたり、好きなことをやったりです。

すると少しずつですが、痒みを感じる時間が減っていきました。

そして気づいていたらアトピーが治っていたのです。


小林正観さんの著書の中でこんな話があります。

講演会でみんなが笑っている中、ピクリとも笑わない人がいたそうです。

その人は神経痛に悩んでいました。

その神経痛の方は「神経痛が酷くて、痛くて笑えないんです」と言いました。

すると正観さんは「いや、笑わないから痛いんですよ。」と答えたそうです。

笑わないから神経が常にピンッと張って、それが痛みを招いているんだ、と。

笑うには神経を緩ませないといけないから、意識して笑えば神経痛は改善する、と。


私は、アトピーを考えないようにして治っていったのを体感して、なんだかこの話と似ているなぁと思いました。

引き寄せの法則~とか言いますが、まさにそれです。

アトピーを治すためには「アトピーではない人のように振る舞うこと」が一番の近道なんです。

「アトピーではない人」はアトピーじゃないから「アトピーのこと」は考えませんよね?

だから「アトピーのこと」は考えちゃ駄目なんです。

「馬鹿馬鹿しい!」と思う人もいると思いますが、私はこの効果はとても大きいと感じています。

【ワンポイントアドバイス】

アトピーのこと考えたくないけど、あまりに痒すぎてどうしても考えてしまうときに試してみて欲しい良い方法があります。

それは足つぼを刺激すること!

「痒い!痒すぎる!!これは我慢できない!!」という時に、靴を脱いで親指で思いっきり足ツボを刺激!

なるべく痛いところをググッと押します。

痛いと感じている時は、痒みを感じないはずです。

少々荒業ですが、気を紛らわすためにうってつけの方法です。

それに不思議と足ツボを刺激していると、痒みが落ち着くことが多かったです。

一度お試しを!

▲目次に戻る

アトピーが完治するまでの段階

アトピーってその時は、痒くて、痛くて、先が見えないから辛いですよね。

でも今自分のアトピーの状態が、どの段階に来ているのか分かれば励みにもなると思うので、私の完治までの経過を紹介します。

【アトピー初期】

一部分が痒い。ポツポツが出来ている。

掻いても掻かなくても、ジュクジュクしてくる

【アトピー中期】

ジュクジュクしている部分が広範囲に広がる

猛烈な痒み・浸出液が止まらない

【アトピー後期】

頭や目など、それまでアトピーじゃなかった部分に症状が現れる

顔・耳・お尻・デリケートゾーン・手指などほぼ全身に症状が現れる

かさぶたが出来ては、取れ、出来ては、取れを繰り返す

皮膚が普通に戻る・痒みもだいぶ落ち着く

痒くなくなる

皮膚が完全に本来の状態に戻る

再発もしない(完治)

私の場合は大体こんな感じでした。

一番辛かった時期はジュクジュクしていた頃ですね。

この時期は痒いのと痛いのと、踏んだり蹴ったりでした。

完治直前は何故か、それまで全く症状がなかった部分が悪化して不安になりましたが「これが最後の山場だ」と直感できたので割と頑張れました。

何度も書いていますが、アトピーはある程度悪化しないと回復もしないイメージですね。

ジュクジュク→かさぶた→皮膚再生、この流れを繰り返していることに気付けば気持ちも楽です。

▲目次に戻る

【番外編】アトピーじゃない人に知って欲しいこと

アトピーじゃない人に知って欲しいこと・・・それは、「本人を責めないで欲しい」ということです。

家族やパートナーがアトピー持ちだったりすると、本人の機嫌が悪かったり(痒みや痛みで)、臭いがきつかったり、かさぶたが家中に落ちて掃除が大変だったり、布団や衣服が浸出液で汚れて洗濯が大変だったり、いろんな面できついと思うのですが、それで本人を責めたりしないであげてください。

あなたが大変な思いをしているのは本人も分かっています。

でも一番キツイのはやっぱり本人なんです。

アトピーの痒さって蚊に200匹刺されるより痒いと思います。(200匹に刺されたことは勿論ありませんが・・・)

なんかもう、「人生諦めようかな」という考えがよぎる程の痒さです。

私は一日だけでいいから、全ての人にこの痒さを体験してみて欲しいとも思います。

とにかく想像を絶する痒さです。

そしてアトピーは痒いだけでなく、痛いです。

体中の色んな部分の皮膚が傷ついて、血が滲みヒリヒリします。

風があたるだけでも痛いです。お風呂も染みます。

そしてアトピーは惨めです。

臭うし、洋服は汚れるし、オシャレはできないし、肌は見せられないし、とても惨めな気持ちになります。

私も頭と目と耳と顔に症状があったときは、帽子を深く被って人目を避けていました。

こんな理由で本人は物理的にも精神的にもいっぱい、いっぱい傷ついているので、絶対本人を責めないで欲しいのです。

一緒に完治に向けて応援して欲しいと思います。

なかなか改善している様子が伺えないと、不安になってイライラもすると思いますが、絶対終わりは来ます。

アトピー治療は終わりのないレースではありません。

だから、温かく見守ってあげてください。

▲目次に戻る

最後に:今アトピーに苦しんでいる人へ

アトピーで今苦しんでいる人に伝えたいことは・・・「あきらめないでほしい」ということです。

痒くて痛くて、本当に辛くて、アトピーじゃない人を見ると「なんで自分だけ」と思いますよね。

私も一番辛かった時は、あまりに痒くて何も手が付かず布団にくるまって一人泣いていました。

でも、絶対アトピーは治せます!

あなたが諦めなければ!!

アトピーは治るか・治らないかではなくて「治すか・治さないか」です。

あなたが「絶対アトピーを完治させる!」と強く願って、行動を起こせば絶対治せます。

単純な話、アトピー完治を諦めて何もしないで悲しんでいても、そりゃ治りません。

諦めて治らないんだから、諦めるメリットは何もないんです。

だから損得勘定で考えても、「絶対完治させる!」と決めた方が良いのです。

アトピーは行動しなければ、改善はしません。

だから、即行動しましょう。

挫けそうになったときは、「1つ1つは予想が難しい物事も、それらが沢山寄せ集まると、全体としての振る舞いは安定する」という大数の法則を思い出して、効果のありそうな方法を一つ一つ試していきましょう。

この記事が一人でも多くのアトピー完治に向けて頑張っている人の力になれることを願います。

わらび君
わらび君
みんな頑張って!
もるもる君
もるもる君
ぼくたちも応援しているよ!!

アトピーについてもっと知りたいなら・・・↓

「アトピーは自力で治せる。というより自分でしか治せない」

ツイッターをフォローする
スポンサーリンク

シェアする

フォローする