みなさん、こんにちは。わらびです。いつも記事をお読みいただきありがとうございます。
瞑想を初めたばかりの頃にぶつかる壁というのは、「考えてしまう」ことだと思います。
今回は、この「考えてしまう」状態に対処するための「手放す瞑想」をご紹介します。
瞑想をしていて、考えごとが浮かんでくる時に、必死に考えることを止めようとすることは逆効果だということが、心理学の研究で分かっています。
「手放す瞑想」は、考えることをやめようとするのではなく、わき上がる考えをわき上がるままにし、それから手放すものです。
これから具体的に説明します。
まず、自分が一番リラックスできる姿勢にします。
目を閉じて、深呼吸を気が済むまで行います。
この深呼吸は、瞑想をするための準備運動という感じです。
気持ちが落ち着いてきたなぁ、と感じるまで行ってください。
気持ちが落ち着いてきたら、呼吸を自然な呼吸に戻します。
イメージは寝ようとする時の呼吸です。
自然で楽な呼吸を意識しながら、出来るだけ身体の力を抜いていきます。
どこか緊張している部分はないか、探っていきます。
肩が緊張しているなと気付いたら、肩の力を抜いてほぐします。
手を強く握りしめていたら、力を抜きます。
首はどうでしょうか。口元はキツく閉じすぎていないでしょうか。まぶたの筋肉はどうでしょう。
マッサージを受けに来たようなイメージで、身体から緊張を解いていきましょう。
全身の緊張がほぐれたら、ただ静かに呼吸することに集中します。
すると、「今日の夕ご飯は何を食べよう」と考えがわいてきました。
そうしたら、「自分は夕ご飯が気になっていたんだ、ふ~ん」と思って、その考えを手放します。
イメージは自分の興味のない話題を聞き流す感じです(笑)
「夕ご飯が気になる」と書いてある風船を受け取り、それを「ふ~ん」としばらく眺め、ぽ~んと空の方へ飛ばすのをイメージしてもいいです。
すると、また別の考えがわいてきました。
そうしたら「これも気になっているんだね、ふ~ん」と思い、同じように手放します。
「考えごと」という風船が手渡され、その風船を空に飛ばす作業を繰り返すイメージです。
あなたは、風船を手にするたび、手放します。
そして空高く、飛んでいって小さく見えなくなる様子を見守ります。
「考えごと」の風船を受け取るたびに、この作業を繰り返していると、あれ?いつの間にか考えごとが何も浮かばなくなりました。
あなたは静かに呼吸に集中します。
呼吸するたびに、空気が身体の中を出たり入ったりするのを、ただ感じます。
風船は手渡されません。あなたはただ、静寂に包まれています。
そうしたら、自分の身体に意識を集中し、自分の嫌な部分、手放したいなと思うものを、風船を空に飛ばした時と同じように、空に手放しましょう。
臆病さ、心配性、短気、クヨクヨ、妬み、そういう負の感情という真っ黒に汚れたホコリが身体中に落ちています。それを一つ一つ探して拾い、身体の外へ捨ててしまうのです。
「これはもういりません。手放します」と心の中でつぶやき、空高く飛んでいくのを見守ります。
真っ黒な汚れたホコリが、考えごとの風船が飛んで行ったように、どんどん空高く飛んでいき小さくなり、最後には見えなくなります。
これを気が済むまで繰り返します。
気が済んだら、あなたは再び静寂に包まれます。
「考えごと」の風船は手渡されず、自分の負のエネルギーも手放し終わり、あなたの身体は、掃除したばかりの部屋のように、スッキリし、軽くなっています。
あなたは、この心地よさをただ感じます。
自然に呼吸し、心地よさに身体をゆだねます。
そして、ゆっくりと目を開けます。
これで「手放す瞑想」の終わりです。
考えごとが次から次にわいてくる時に試してみてください。
「考えごと」や「自分の嫌な部分」の風船を空に飛ばすときに「さよ~なら~」と心の中で言うのもなかなか気持ちよくてオススメです(笑)
ゆる~く実践しながら、自分のやりやすい方法を見つけてみてください。
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。