“今に生きる”の本当の意味

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みなさん、こんにちは。わらびです。いつも記事をお読みいただきありがとうございます。

精神世界の話では、よく「今に生きなさい」とか「過去や未来は存在しない」といったことを聞きます。

わたしは、自分でこのことがよく分かっているつもりでした。

少なくとも、未来には生きていませんでした。

そして、特にしがみついている過去もない・・・・

・・・・・・・つもりでした。

別に、「あの頃は良かった・・・(シミジミ)」なんていつも過去を思い起こしていたというわけではありません。

ただ、最近記事に書いているように、今までの自分に執着していることに気付いたのです。

良い方向に変わろうとしている時でさえ、今までの自分を頑なに守ろうとしている私がいました。

まるで、前に進もうとする自分がいて、それを応援している自分と、その反対側に、足を引っ張って前に進めないようにしている自分がいるようです。

わたしは今まで、精神世界のいう「今に生きる」というのは、過去の出来事にしがみついたり、未来にやたらと期待したり、そういうことを止める、それだけの意味だと解釈していました。

けれど、最近になって、それだけの意味ではなく、「今を生きる」とは自分についてのことでもあるのだということに気付いたのです。

もっと具体的に言うと、「今を生きる」とは「自分を手放す」ことでもあったのです。

わたしは、自分にしがみついていました。

自分とは、ピラミッドのようにコツコツ積みあげ続けて作られるものだと思っていたのです。

しかし、コツコツ積みあげてきたものの中には、間違って積んでしまったものもあります。

けれど、その間違った石は一番下の段にも真ん中の段にも、いろいろな所にあるので、今更取り除けません。

そして、ある日、新しいタイプの石を使うといいという情報を知ります。

この新しい石を使えば、もっと楽に作業できるというのです。

しかし、新しい石は、今まで使ってきた石と組み合わせることはできません。フィットしないのです。

つまり、新しい石を使うには、今まで積み上げてきたものを捨てて、最初からやり直さないといけないのです。

そんなことやりたくありません。新しい石を使って楽になりたいけれど、今まで積み上げてきたものを今さら捨てることもできません。

だから、新たな一歩を踏み出せない、踏み出したとしてもまた、戻って来てしまう・・・。

しかし、これは間違った認識でした。

自分とは、ピラミッドのように下から順に積みあげて作られるものではなく、絶えず自由自在に変わり続け、常に完成された状態であることだと気づいたのです。

そう、最初から既に完成していたのです。

完成していながら、常に変化もしているので、今という瞬間の連続の中で、常に新しい自分が完成しています。

これに気付いたことで、、同じく精神世界の中の「いまのままであなたは完璧です」という、教えの意味も理解できました。

だから、どんどん前に進んで良いということなのです。

前に進み続けることで失うものはありません。常に完成しているからです。

毎秒、毎秒が、常に新しい自分なのです。

実際に身体の中の細胞は毎日生まれ変わっています。細胞たちの生まれ変わりをくり返して、私たちの身体は成り立っているのです。

変わり続けることこそが、自然であり、宇宙の法則なのです。

水は流れ続けずに、停滞すると、やがて腐ります。

これは、精神も同じです。

手放し、流れ続けること。それが「今を生きる」ことなのです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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