学校で、会社で、家で、自分に嫌なことをしてくる人がいる。
もっと言えばイジメにあっている。
イジメではないかもしれないが、自分はイジメだと感じている。
今回は、そんな悩みを抱えている人のために対処法を紹介します。
ターゲットにされるのは我慢強い人ばかり
突然の質問ですが、あなたは我慢強い人ではないでしょうか?
というのも、今までの私の体験から考えると、いじめられたりする人って圧倒的に我慢強い人が多い気がするのです。
もっというと”大人しくて(大人しそうにみえて)我慢強い人”こういう人がターゲットにされやすいと思います。
あなたも実際、いま嫌なことをされているのに何もせず我慢していませんか?
「やめてよ。」と言ってみたり、怒ってみたり、してないのではないでしょうか。
もし、そうならそれが今そのような状況を引き起こしている一つの原因です。
我慢強い人はターゲットにする甲斐がある
では何故「我慢強い人」がターゲットにされることが多いのかと考えると、そんなに難しいことではないんですよね。
ただターゲットにする”甲斐”があるんですよ。
ちょっとからかっただけで、人が変わったように怒り狂う人がいたら、その人をいじめ続けてやろうと思いますか?
そんな人だったら手に負えなさすぎて、もう近づこうとも思いませんよね。
自分の方がやられてしまいそうですし。
逆に、少しいじめただけでぐったりしてしまう人がいたらどうでしょう。
なんだか罪悪感がすごすぎてやっぱり止めますよね。
でも、我慢強い人だったら?
ちょっといじめてみても、怒ったり、すぐにはぐったりしない。
いじめる側に立って考えてみたら、「いじめるにはちょうどいい」と思いませんか。
そういうことなんです。
何度も立ち上がるから止めてもらえない
あなたは我慢強い人です。
我慢強いから、毎日毎日いじめられても負けずに立ち上がります。
「こんなのに負けるもんか」と奮い立たせながら、休まずに学校に行ったり、会社に行ったりしているのではないでしょうか。
あなたは立派です。
でも、辛いですよね。
もしかしたら、もう頑張れないかもしれませんよね。
こんな場面をイメージしてみてください。
あなたはプロボクサーです。
ボクサーのあなたはリングに立って試合をしています。
敵である相手はあなたのパンチを受ける度によろけたり、倒れたりしますが、何度も立ち上がって向かってきます。
あなたはどうしますか?
どうするって・・・またパンチしますよね。
考えるより体が勝手に・・・ってくらいでパンチすると思います。
でも相手が倒れたままだったら。
普通パンチしようとは思わないでしょう。
それに試合も終わります。
もう分かりましたか?
あなたはここでいう何度も立ち上がるボクサーだったんです。
何度も立ち上がるから、相手はパンチするのをやめてくれなかったんです。
ボクシングでは倒れてしまったら試合は終わりますが、現実では倒れた”フリ”をしても試合は終わります。
だから本当に倒れてしまうのを避けるためにも”やられたフリ”をしてください。
状況別やられた振りの方法集
ではどうやって”やられたフリ”をすればいいのか、状況別に私なりに考えてみた方法を紹介します。
●いじられキャラに苦しんでいる時
→平気そうに笑うのをやめて、傷ついていることを分からせる。
例)やめてと言う、悲しむ、無言になる、距離をおく
●深刻ないじめを受けている
→学校・会社・その他に通うのをやめる(中止する)。そして相談窓口などに相談する、逃げ込む。
●家族からいじめられている・家が怖い
→相談窓口などに相談する、逃げ込む。
●自分にだけ厳しい上司・先生がいる
→ひどく落ち込んでいる振りをする、泣き出す、自暴自棄な態度をとってみる。
注:相手はあなたに期待しているから厳しくしている可能性もあるが、それに耐えられないようなら思い切って「無理」であることを分かってもらおう。
ここに挙げた方法以外にも、まだまだたくさん手段はあります。
挙げてある方法を実践してみて、効果がない・薄いようなら別の手段を試してみてください。
行動を起こさずに相手がやめてくれる・・・なんてことはほとんどの場合ありません。
なんらかのアクションを起こすことが何よりも重要です。
もしかしたら相手はほんの軽い気持ちなのかもしれない
あなたは深刻に悩んでいますが、当の相手は軽い気持ちでやっているのかもしれません。(腹正しいことですが・・・)
小さい頃、男の子が好きな女の子を振り向かせるために靴の中に蛙をいれたりするみたいに。
空気を読もうと必死な人は多いですが、以外と相手の気持ちを分かろうとしている人は少ないです。
だからやられたフリをして初めて「えっ!そんなに傷ついてたとは思わなかった!」とか「自分もしかしてすごくヒドイことしてた?!」と相手が気づくことってけっこうあります。
そういう風に気づいてもらう為にも「フリ」は大事なんです。
「そんなの自分のプライドが許さない」と思う方もいるかもしれませんが、プライドにしがみついていても傷つくのは自分ですし、これはあくまで”振り”なので”負けた”とかそういうのはありません。
ただ映画俳優にでもなった気分で、やられた役を演じるだけです。
本当の自分は別にちゃんとあります。
我慢するのはよくありません。
悩んでいるなら是非行動を起こしてください。
それでは~。