ネットではいろんな人が「紙派だったけどKindleに移行しました」と言っていますが、私には絶対×100それは無いと思っていました。
何故なら紙の本を愛していたからです!
しかし、もう一度タイトルを読んでみてください。
なんとそんな紙の本LOVEな私でもKindleの便利さのまえでは屈してしまったのです。
目次
Kindle端末は持っていたけど・・・
読書が趣味な私はずいぶん前からKindle端末自体は持っていました。
持ってはいたのだから使えばいいものを、いまいちどう使えばいいのか分からず放置している状態が長く続きました。
あまりに放置しすぎて、何度も充電切れの画面が表示されていました。
それを見る度に「あぁKindle使ってないなぁ」と悲しくKindleを見つめていました。
Kindleは無駄な買い物だったのかと自問自答する日々が長く続きました。
そんな日々が続いていたのですが、気になる本を次から次に買っていた私はものすごいスピードで本棚が埋まっていく様子を見て、「このままでは家が本で埋まってしまうのではないか」と危機感を覚えました。
そんなとき「これがKindleなら?」と思った私は、しぶしぶKindleを手に取ったのです。
紙の本への愛は読書には不必要な要素だった
Kindleが苦手なのはただの食わず嫌いなのかもしれないと思った私は、試しに無料の本をダウンロードして何冊か読んでみることにしました。
初めは慣れないKindleの操作にストレスが溜まりましたが、一週間、二週間と続けるうちにだいぶ慣れてきました。
二週間以上触っていると操作にも慣れ、Kindleそのものにも慣れてきたのですが、それでも私の中では「やっぱり紙がいいなぁ・・・」という気持ちが残っていました。
そんなある日、その様子を見ていた友人が私に「最近Kindle使ってるね。やっぱりKindleっていいの?」と尋ねてきました。
それに対して私は「う~ん・・・便利なんだけどやっぱり紙の本がいいかなぁ」と応えました。
すると友人は「どうして?」とまた尋ねてきたので、「紙の本がなんかいいんだよね~。紙のにおいとかめくる音とかが好きで、それも楽しんでいるからかな~。」と応えたら、
「へぇ~。でもそれ読書には必要なくない?」と返されました。
その時私はハッと気づかされました。
確かに私が言っている紙の本のメリットは読書という行為には不必要な要素だと納得したのです。
読書に必要な要素とは、文字が不快なく読め、新しい知識を吸収することが出来ること。
そういった意味では、紙の香りや、めくる楽しさは全く読書には必要ではありません。
このことに気がついた私は、もう少し素直な気持ちでKindleに触れてみようと考えました。
Kindleは”読書”に極めて優れた端末だった
友人の言葉に気づかされ、もっと素直な気持ちでKindle端末に触れてみた私は、ようやく一つの答えにたどり着くことができました。
それは、Kindleは”読書”をするのに非常に素晴らしい端末であるということです。
今まで私が考えていたKindleより紙の本が優れている点というのは、真の意味での”読書”には全く不必要な要素だったことが分かりました。
逆に”読書”に必要な要素・あったらいい要素を詰め込んでいって行き着くのがKindleです。
それでは何故私がKindleが紙の本よりも”読書”に優れているのかと思う理由を説明します。
どんな分厚い本でも重さは207グラム
普通紙の本だと分厚い本はその分重くなります。
しかし、Kindleだと電子書籍なので当然のことですが、常に重さはこのKindle端末の重さ分だけ(207グラム)です。
例えば世界的ベストセラーであるスティーブン・コヴィーの「7つの習慣」は重さが605.5グラムですがKindleで読めば重さは207グラムです。
その差398.5グラム!kindleで読めば約400グラム軽量化できるということです。
大きさを比べてみてもその差は歴然・・・。
圧倒的にkindleがコンパクトです。
207グラムというのは夏目漱石の「こころ」文庫版とほぼ同じ重さです。
約文庫本一冊の重さでどんな分厚い本も読めることはすごいことだと思いませんか?
私は外出先にも本を持っていったりしますが、その時に重い本は持って行こうとしません。
しかし、Kindleならどんな本だって出掛け先に持っていくことができます。
これは大きなメリットです。
しかも、何冊分Kindleにいれようが重さは同じなんです。
このメリットはなにも外出するときだけのメリットではありません。
家で読書をするときも、軽いので長時間読んでいても手が疲れません。
読書をするのに手が疲れにくいのは非常に大きなメリットです。
どんな姿勢でも快適に読書ができる
私は本を読むときは、イスに腰掛けて読むというよりは、どちらかというとベッドに寝っ転がって読むことの方が多いです。
そんな時、紙の本だと仰向けの場合、ものすごく読みにくいんです。
ページをめくるときに油断するとバサバサっとなります。
正直これを防ぎつつページをめくるのは至難の技です。
それに重い本の場合、そもそも腕の筋肉が持ちません。
なので、紙の本を読むときは私はほとんどうつ伏せで読んでいました。
これだとページがバサバサなることはないのですが、これはこれで20分もすると腕がプルプルしてきます。
軽いプランクの状態です・・・。
それに耐えられず今回の読書はここまで・・・となっていました。
しかしKindleの場合仰向けでも快適に読むことができます。
次のページに進むためには、画面をスワイプさせてもいいですし、画面の端を軽くタップしても良いのでとても簡単です。
さらにKindleだと仰向けやうつ伏せだけでなく、紙の本では少々無理のある横寝読みも可能です。
つまり、寝ているときのように寝返りをうちながら読書を楽しむことができるのです。
これも私にとっては大きなメリットでした。
1時間仰向けで読んでも腕は疲れません。
このおかげで紙の本の時より軽く倍以上は一度に行う読書の時間を増やすことができました。
同時並行読みがやりやすい
一冊の本を読んでいると途中で飽きてくることがあります。
そんな時、紙の本だと本棚のところまで歩いていって読みたい本を取ってこなければなりません。
ましてや外出先では何冊も持ち歩かないといけず、少し無理があります。
ですがKindleだと端末の中に何冊もの本を入れることができるので、気軽に別の本を読み始めることができます。
本に飽きたらマンガだって読むことができるのです。
紙の本の時は、ある本に読み飽きたら読書は終了・・・ということが多かったのですが、Kindleになってからはこの同時並行読みがやりやすいおかげで、読書し続ける時間が長くなりました。
外出先にも持って行きやすい
紙の本を外出先に持って行くというのは意外と大変なものです。
まず、なるべく軽い本を選ぶ必要があります。
それに丁寧に扱わないと、ページが折れてしまったりして神経を使います。
しかしKindleだとその心配がありません。
また紙の本だとブックカバーをしないと何の本を読んでいるのか周りからモロバレですが(これが私は耐えられない)、Kindleだとまずバレることはないでしょう。
他にもKindleだと「本を読んでますよ」感がしないので、どんな場所でも読書しやすいのもメリットです。
マーカー読みが捗る
私は読書中覚えておきたい箇所があれば印をつけておきます。
この時マーカーを引いてしまうと消せなくなったりするので、色のついた半透明の付箋を貼るようにしています。
しかし、この「付箋を貼りながら読書をする」のは意外と面倒なのです。
まず手元に必ず半透明付箋を用意しておかなければなりません。
それでハイライトしたい部分に出会ったらこの付箋を貼るのですが、地味に細かい作業なのでやりにくいのです。
外出先だともっと大変です。
私は度々トイレで読書をする時に付箋を持って行くことを忘れて、後で貼り直したりしていました。
付箋を貼る箇所を覚えておいたりしないといけないのでやはり面倒です。
でもKindleだとハイライトとメモ機能があるので、私のようにマーカーをつけながら読書をする人でも楽々です。
Kindleのハイライト機能は少し操作しづらいですが、半透明の付箋を貼るよりは断然楽です。
しかもこのハイライト機能にはさらなる便利機能がついているのです。
この件についてはここで触れると長くなるのでコチラ↓の記事にまとめています。
読書にどっぷり集中したいなら絶対Kindle
このようにKindleには快適な読書体験をするための要素がたくさん詰まっています。
この快適さに慣れてしまうと、もうKindleを手放せません。
Kindleはスマホと違って少しもっさりした独特な操作感なので、最初はストレスが溜まるかと思いますが、それは”慣れ”です。
慣れてしまえば、Kindleに優しい操作方法に自然となりますのでもっさり感はほとんど気にならなくなります。
あとkindle Paperwhiteの画面はE-inkディスプレイといって、液晶画面ではないので、目の疲れにくさは紙の本と変わりません。
それでも「紙の本が好きだ!」という方は、以前の私のようにそれは読書には必要ない偏った紙への愛かもしれません。
自分は絶対紙派だと信じていた私がこうなのですから・・・。
妙なこだわりを取っ払って素直な気持ちでKindleに触れてみたら、いかにKindleが読書端末として優れているかを体感できるはずです。
まとめ
以上、「本は絶対紙派だった私がKindleに移行した理由」でした。
Kindle本当にオススメです!
読書家のみなさんで、まだKindleを購入していないという方はぜひともKindleの購入を検討してみてください。
それでは、今回はこのへんで!