暖かくすごしやすい季節になってくると嬉しい反面、食中毒の心配もでてきますよね。食中毒が怖くて常備菜作るのが不安!でも大丈夫!瓶で保存する場合煮沸消毒をすればいいんです。今回はその煮沸消毒の方法を紹介します。
目次
煮沸消毒ってなに?効果は?
煮沸消毒というのは、その名の通り沸騰している水で消毒することです。
この方法により一部の菌を除いて多くの菌を減らすことができます。
煮沸消毒を行うことで食中毒の予防だけでなく、細菌の繁殖を防ぎ長期保存を可能にすることができるのです。
また、洗剤を使いたくない部分の消毒にも効果的です。
煮沸消毒のやりかた
煮沸消毒を行う際一番避けるべきことが「瓶が割れてしまうこと」。
グラグラと沸いている熱湯の中に瓶をいれるのですから、何も考えずにやってしまうと割れかねません。
えっ!?やっぱり煮沸消毒って怖いかも!
大丈夫!ちょっとしたポイントさえ覚えれば煮沸消毒は危険な行為ではありません。
そのポイントが
水の状態から瓶を入れること。
瓶が割れてしまう原因の多くは急激な温度差によるもの。
水からいれると、この急激な温度差を避けることができるので、瓶が割れることを防いでくれます。
手順としては、
①大きめな鍋に煮沸消毒したい瓶と瓶の蓋をいれる
②瓶を入れた鍋に水をいれる(瓶が隠れてしまうくらい)
③火にかける
④沸騰したらそのまま5分待機
⑤火を止めてトングや菜箸で瓶を取り出す
⑥清潔なふきんの上に瓶を逆さまにして自然乾燥
となります。
ただ瓶の蓋によっては変形しやすいものもあるので、その場合は最初から入れずに残り3分とか1分になって蓋を入れるようにしましょう。
私はこの方法で瓶が割れたことはありませんが、鍋にそのまま瓶を入れることが心配な人は念のため清潔なふきんを鍋の底に敷いておくことをオススメします。
瓶に傷が入ることが気になる方も同様。
瓶を取り出すときは、瓶の口にお箸をいれて取り出したくなりますが・・・
そのまま持ち上げると・・・
アチチ!
熱湯が菜箸を伝って手に流れてきます!大変キケンです!(私が一度この失敗を経験しました)
そうならないためにも、トングがオススメです。
トングで瓶の側面を挟むように掴んで、瓶の中に入っている熱湯を捨てて持ち上げると安全に取り出すことができます。
もっと安全に取り出したいって人にはゴム手袋を着用することをオススメします。
これである程度は熱湯が手に万が一かかってしまっても、そんなに熱い思いをすることはなくなります。
私はいつもゴム手袋&トングでやっています。
取り出したら煮沸消毒の効果を十分に発揮させるため、なるべく手でベタベタ触らないようにしてください。
ふきんで拭こうとすると手に付いている細菌や、そもそもふきんに細菌が付いておりそれが瓶に付着してしまう可能性があるからです。
まとめ
いかがでしたか?
煮沸消毒は難しくて危険なイメージがありますが、ポイントさえ頭に入れてしまえば安全に行うことができます。
せっかく作った自家製ダレがすぐ傷んだりしてしまわないように上手に煮沸消毒を活用しましょう。